七十七話 ページ28
『スパイみたいなもんか。』
「「すぱい？」」
は？と顔をしかめた二人にへらりと笑い、どうしたもんかと考える。
JN「危険な仕事だってことはわかってる。
だが、これから親唐派と反唐派の対立は激化していくだろうし、信用できるものも少ない。」
『…わかりました。』
SI「それじゃ、」
『正式な返事の前に、まずこのことをテヒョンに話させてください。』
JN「わかった。
あいつの護衛には優秀なものをつけるから心配しなくていい。」
うーん。
ぶすっとしたテヒョンの表情が目に浮かぶな。
SI「それから、あと数名新しく入れたいと思ってるんだけど、お前あてある？」
『ああ、それなら優秀な子が一人いるよ。』
すぐにジミンの顔が浮かんだ。
あの子よりふさわしい奴なんて他にいないだろう。
JN「それは…」
ソクジンさんが何か言いかけたと同時に、戸を叩く音がした。
NJ「兄上、ナムジュンです。」
JN「入れ。」
NJ「失礼します。
すみません、立ち聞きするつもりはなかったのですが話が聞こえてきて…、
汐恩。
俺からも一人推薦したい者がいるんだが。」
SI「ナムジュン様の推薦？」
皇子の推薦なんて、
よほど優秀な人物なんだろう。
NJ「紹介するよ。
入ってこい。」
お。
すぐに見られるなんてラッキーと、少しわくわくしていた。
「失礼します。」
戸の外側から響いたその声を聞くまでは。
NJ「実は、国境の視察に行った帰りに賊に襲われて…」
JN「そうなのか？聞いてないぞ。」
NJ「すみません。
昨夜遅い時間のことでして。
ですが、その際にこの者に助けられ、私を含め同行の者も怪我なく帰還出来たのです。」
JN「それは俺からも礼を言わなければならないな。
お前、名は？」
戸の前に立った男は、一瞬私の方を見て、
それから…
「ジョングクと申します。」
少し笑って、そう名乗った。
NJ「目の前で戦う姿を見ましたが、相当の手練れです。聞けば元々兵士を志願しにこの城に向かう途中だったとのことで、」
JN「なるほど、出身はどこだ？」
一体、何が起こっているのか。
目の前で話す皇子達の会話をぼんやりと聞きながらもう一度、男をよく見てみる。
…なんでお前がここにいるんだよ。
偽ジョングク。
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ミロ(プロフ) - 1ちゃんさん» やったー！とっても嬉しいです！(*^^*)続きも更新頑張りますね！もう少しで公開できます！遅くなり申し訳ないです…！！ (2020年6月16日 12時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あとさん» わぁ！それはすごく嬉しいご報告です！(*^^*)こちらこそ今までもお世話になっています！！世界観が好きと言ってもらえてとても安心しています。これからも仲良くしていただけるとうれしいです！コメントありがとうございました！(*^^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - よしほさん» 嬉しいです！続き頑張りますね！(*^^*)（返信してしまいました…！） (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - てじそく.さん» てじそくさん…なんて嬉しいお言葉をくださるのですか！！（ ; ; ）本当に読んでいただきとても幸せです！これからも頑張ろうと思えます！！そうやって読んでもらえる話をこれからも増やせるように、頑張っていきますね！(*^▽^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Caramelさん» ドラマ化！テンション上がっちゃいました(*^^*)そうなんですよー！通勤電車とかわりと本当に倒れそうになります(｀・ω・´)caramelさんもお体気をつけてくださいね！(*´∀｀*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月15日 23時
