七十二話 ページ23
『元気そうじゃん』
SI「うるせー」
『テヒョンは？』
SI「この先。」
一人で引き付けたのか。
よく見ればあちこち傷だらけの汐恩の姿を見て、少し泣きそうになった。
JM「ちょっと！
さすがに一人じゃ無理だから！」
『すみません！』
目を釣り上げてこちらを振り返るジミンに加勢し、向かってくる百済兵の相手をする。
数は多かったけれど、既に疲弊しきっていた兵隊はすぐに倒れていった。
本当に、何のために戦なんてするんだろう。
JM「あ、」
『汐恩！』
最後の一人が倒れ、その瞬間張り詰めていた糸が切れるように崩れ落ちた汐恩に駆け寄る。
だけど、ホッとしたのも束の間。
JM「…聞こえる？」
『うん。
でも、一騎だよね？』
近づいてくる蹄の音に、耳を済ませる。
SI「っ！」
『ジミンはテヒョンの傍にいて！』
現れたのは、やっぱり百済兵。
私達三人に気がついたそいつは、地面に倒れる兵達を見回し馬から飛び降りた。
「お前達がやったのか？」
『…』
無言で頷くと、すぐに剣を抜いたそいつに私も既に抜いていた刀を構える。
間合いを図るように剣先を合わせるその男に、ある感情が込み上がった。
…変なの。
懐かしいだなんて。
だけど、
撃ち合えば撃ち合うほど強く感じる違和感。
この男が次にどこを願ってくるか手に取るようにわかる。
それと同時に、何故か。
こいつには勝てる気がしない。
そんなの、�爐△い牒甍奮阿涼�にも感じたことはないのに。
ありえない。
そんなはずはない。
そう思うけれど、でも。
顔を隠すように垂らされた布のせいで男の顔はよく見えない。
だけどその瞳には見覚えがあった。
ぐっとつばぜり合いになった瞬間、
「皇子！！」
「っ！」
後ろからかかった声に目の前の男が気を取られた隙をついて彼の顔を覆っていた布を奪い取る。
『…っ』
「…」
ああ、どうして。
確かに会いに来ると言っていた。
夢の中だったけど、何故かそれを鮮明に覚えていた。
だけど、
『…ジョングク、』
「…お前、」
なんで
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ミロ(プロフ) - 1ちゃんさん» やったー！とっても嬉しいです！(*^^*)続きも更新頑張りますね！もう少しで公開できます！遅くなり申し訳ないです…！！ (2020年6月16日 12時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あとさん» わぁ！それはすごく嬉しいご報告です！(*^^*)こちらこそ今までもお世話になっています！！世界観が好きと言ってもらえてとても安心しています。これからも仲良くしていただけるとうれしいです！コメントありがとうございました！(*^^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - よしほさん» 嬉しいです！続き頑張りますね！(*^^*)（返信してしまいました…！） (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - てじそく.さん» てじそくさん…なんて嬉しいお言葉をくださるのですか！！（ ; ; ）本当に読んでいただきとても幸せです！これからも頑張ろうと思えます！！そうやって読んでもらえる話をこれからも増やせるように、頑張っていきますね！(*^▽^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Caramelさん» ドラマ化！テンション上がっちゃいました(*^^*)そうなんですよー！通勤電車とかわりと本当に倒れそうになります(｀・ω・´)caramelさんもお体気をつけてくださいね！(*´∀｀*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月15日 23時
