六十四話 ページ15
JN「もちろん、あいつを信じてないわけじゃないけれど、やっぱり俺も弟は可愛い。
正直言うと、俺はAよりもテヒョンの方がずっと大事だ。」
『まじではっきり言いましたね？』
ま、いいけど。と唇を突き出すとソクジンさんはケラケラと声を上げて笑った。
JN「それと、これは俺からの餞別。」
そう言った彼から手渡されたのは、兵士の身に付ける鎧だった。
『おお…！強そう！』
JN「そんな軽装で行こうとしてたことに驚きだよ。」
『ありがとうございます！助かります！』
JN「共の者をつけようか？」
『いえ、ジミンが一緒に行ってくれるので！』
JN「ジミン？パク家の？」
『えーと、あの天使みたいな男の子です。』
ジミンの氏ってパクだったっけ？
あれ、忘れちゃったな。
JN「ジミンが…」
そう呟いたソクジンさんの顔は、嬉しそうな、苦しそうな、複雑な表情だった。
『それじゃ、行ってきますね。』
JN「ああ。
気をつけて。必ず…」
『え？』
JN「必ず戻ってくること。」
『、はい！』
にこりと笑ってくれたソクジンさんに、ぺこっと頭を下げて部屋の扉に手をかける。
JN「…テヒョンより先に出会えればよかったな。」
『え？』
JN「いや。
なんでもないよ。」
今度こそソクジンさんに別れを告げ、気慣れない鎧を装着しながらジミンの待つ城門へと向かう。
っしゃー！レベルアップ！！
天気は良好。
きっと今日は、遠乗りには最適の一日だろう。
・
なーにが、遠乗りには最適だ。
素人めが！
『ジミン！
ねぇ、そろそろ休憩しない？』
JM「もう？夜までにもう少し進みたい。
頑張って！」
『はいぃ！』
師匠。
もうね、お尻が限界なんですわ…。
とはいえ時間が惜しいのもまた事実。
ケツが四つに割れることを受け入れ、とにかく耐えることにした。
この時代の旅というのは、思った以上に過酷だ。
車なら一日で行けるような距離でも、馬では数日かかる。
攻められたのは新羅北部の城。
急げば明日の昼過ぎには着くそうだけど、それでもなかなか辛いものがある。
夜はもちろん野宿。
持ってきた薄い布をひき、その上に寝転がる。
こんなところに寝られるわけ…
気がついたら朝だった。
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ミロ(プロフ) - 1ちゃんさん» やったー！とっても嬉しいです！(*^^*)続きも更新頑張りますね！もう少しで公開できます！遅くなり申し訳ないです…！！ (2020年6月16日 12時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あとさん» わぁ！それはすごく嬉しいご報告です！(*^^*)こちらこそ今までもお世話になっています！！世界観が好きと言ってもらえてとても安心しています。これからも仲良くしていただけるとうれしいです！コメントありがとうございました！(*^^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - よしほさん» 嬉しいです！続き頑張りますね！(*^^*)（返信してしまいました…！） (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - てじそく.さん» てじそくさん…なんて嬉しいお言葉をくださるのですか！！（ ; ; ）本当に読んでいただきとても幸せです！これからも頑張ろうと思えます！！そうやって読んでもらえる話をこれからも増やせるように、頑張っていきますね！(*^▽^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Caramelさん» ドラマ化！テンション上がっちゃいました(*^^*)そうなんですよー！通勤電車とかわりと本当に倒れそうになります(｀・ω・´)caramelさんもお体気をつけてくださいね！(*´∀｀*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月15日 23時
