六十二話 ページ13
『え？』
JM「普通一日じゃこうはいかないよ。
体幹も、基礎筋力も基準値の倍は優秀だし、覚えも早い。」
『そ、そう？へへ、へへ。』
本気で照れて頭をかく私に、ジミンはふにゃりと目を細めて微笑んでくれた。
良かったー天使のジミンが戻ってきた！
JM「あとは、道すがら打ち合って慣れていけばいいよ。だから今日はしっかり休んで。」
『わかった。』
JM「このまま鍛錬積んだら、将軍になれるかもしれないね。」
将軍…？
筋肉むきむきになった自分が兵を引き連れて戦場に向かう姿を想像して白目を向く。やだよ。
『そうだ。ジミンはシン将軍のことを知ってる？』
JM「うん。新羅一の名将軍でしょ？」
『そう。
あの人ってさ…、王家の味方なのかなぁ？』
JM「…多分。」
『多分？』
JM「現新羅王は三韓統一を目指してて、将軍ももちろん同じ気持ちだと思う。
だけど、そこまでの道のりはいくつにも枝分かれしてる。
なかなか皆が同じ道を選ぶのは難しいよ。」
『…つまり、シン将軍は反唐派？』
言葉を選んだジミンには申し訳ないけれど、はっきりさせないと私はどうにもモヤモヤする。
眉を寄せて笑ったジミンを見て、やっぱりかと彼に初めて会ったときに感じた違和感の正体がわかった。
JM「力のある人ほど、自分の国の力を信じたいんだと思うよ。」
武士の誇りというやつだろうか。
そうだったとしても、
人の命よりも重いものがあるとは私にはどうしても思えなかった。
・
『く、筋肉痛…っ』
内ももがものすごく痛い！
叫びたいのを我慢しながら夜明け前の城の中をこそこそと歩く。
バタンッ
『おわっ！！』
突然扉の開く音が聞こえた次の瞬間、部屋の中へと引き摺り込まれて口元を手で押さえられる。
『んーーっ！！ん！！』
何事！？
振り返ろうにも後ろ手に両腕を拘束されて振り返られない。
なら！
ダンッ！
「いっ！！」
思い切り足を踏んで、振り返り様に回し蹴りをおみまい…しようとしたところでピタッと動きを止める。
『…何してんですか。
ソクジンさん。』
JN「手荒な真似を詫びる気も失せたわ。」
部屋に…前に一度来た車庫に私を引っ張り入れたのは、涙目で苦笑いする第一皇子だった。
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ミロ(プロフ) - 1ちゃんさん» やったー！とっても嬉しいです！(*^^*)続きも更新頑張りますね！もう少しで公開できます！遅くなり申し訳ないです…！！ (2020年6月16日 12時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あとさん» わぁ！それはすごく嬉しいご報告です！(*^^*)こちらこそ今までもお世話になっています！！世界観が好きと言ってもらえてとても安心しています。これからも仲良くしていただけるとうれしいです！コメントありがとうございました！(*^^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - よしほさん» 嬉しいです！続き頑張りますね！(*^^*)（返信してしまいました…！） (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - てじそく.さん» てじそくさん…なんて嬉しいお言葉をくださるのですか！！（ ; ; ）本当に読んでいただきとても幸せです！これからも頑張ろうと思えます！！そうやって読んでもらえる話をこれからも増やせるように、頑張っていきますね！(*^▽^*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Caramelさん» ドラマ化！テンション上がっちゃいました(*^^*)そうなんですよー！通勤電車とかわりと本当に倒れそうになります(｀・ω・´)caramelさんもお体気をつけてくださいね！(*´∀｀*) (2020年6月16日 12時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月15日 23時
