episode 65 ページ18
NJ「それじゃ、俺はホソク達と合流するから。
Aは今日は大人しくしてるんだよ？」
『わかりました。』
ふわふわと自然な動作で私の頭を撫でて去っていったナムジュンさんに、本当のお兄ちゃんみたいだな、と思いながら…何故か、その感覚を懐かしく思った。
変だな。私にお兄ちゃんなんていないのに。
『うわっ！』
「…おい。」
『！シュガさん！』
扉を開けた瞬間、勢いあまってちょうど出かけるところだったらしいシュガさんにぶつかってしまった。
ナムジュンさんと同じく黒いスーツを着ている彼は、とてもこの間シューティングゲームに夢中になっていた人とは同じ人物に見えない。
そう思うと同時に、
あの日、シュガさんの前でわんわん泣いたことを思い出して、恥ずかしくなって俯いていると…
『っ、なんですか？』
SG「いや。なんで顔みねーんだよ。」
前と同じように顎をつかまれて無理やり上を向かされた。
『だって。こないだ私めちゃくちゃ泣きましたし。』
SG「それが？」
『…、恥ずかしいじゃないですか…』
SG「なんだそんなことか。
別に恥ずかしいことじゃないだろ。
それより怪我は？」
『大丈夫です。
あの、そろそろ手を離してもらっても？』
SG「あー、」
悪いと言って私から手を離したシュガさんは、居心地悪くもぞもぞする私を見て、からかうように少し笑う。
『なんで笑ってるんですか…？』
SG「いや？
でも、なんか安心すんだよな。
お前の顔見てると。」
『え！？』
それって、
どういう…？
SG「能天気そうで。」
『それ、褒めてます？』
褒めてる。とだけ言ってお店を出て行くシュガさんの後ろ姿を見ながら、なんだかちょっと悔しくなった。
だって、シュガさんといると、いつもシュガさんのペースになる。
SG「あ。」
『え？』
SG「今日の子守当番、ジミンだから。」
『え？』
SG「なんかまだ寝てるみたいだけど、仲良くやれよ。」
意地悪い笑顔を見せて今度こそ去っていったシュガさんの若干失礼な言葉も聞こえないくらい、
『どうしよう…』
一気に緊張が押しよせたのだった。
・
どうしても。
ジミンさんとは仲良くなった姿が想像つかない。
なんて思いながらも、
自分の部屋のベッドに寝転び、すぐ隣の部屋にいるはずのジミンさんの気配に耳を澄ます。
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ひな(プロフ) - もうみろさんだいすき（；＿；） (2022年8月21日 5時) (
レス) @page50 id: 09534d5dfc (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - ぜひ続編がみたいです。もう一度みんなに再開して欲しい。なんなら私がみんなに会いたい！！！！！ (2022年3月17日 23時) (レス) @page50 id: 0357050ae1 (このIDを非表示/違反報告)
uu yy(プロフ) - 一度この話を読んでから、お気に入りにしなかったことを後悔してずっと探してました泣やって見つけて読むことができて嬉しいです。。。続編あったら嬉しいです;; (2022年2月10日 22時) (レス) @page50 id: f74579c402 (このIDを非表示/違反報告)
noa - はじめて読ませていただきましたが、どっぷりハマってしまいました！！！ご負担にならなければぜびぜひ続編が読みたいです！！主人公ちゃんが誰とであっても結ばれるまでを見届けさせていただきたいです！ (2022年1月21日 18時) (レス) @page50 id: dd225462d4 (このIDを非表示/違反報告)
vkc(プロフ) - 長らくエイターで最近btsにハマったので、このお話めちゃくちゃ感動しました。本気でbtsにパッチの世界観をミロさんのお話で再現してほしいです。素敵ならお話ありがとうございました！ (2021年9月5日 2時) (レス) id: 4cd40e2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年1月6日 23時
