☆ ページ38
JK「先生、俺達の部屋は？」
YN「あんたらの部屋はそのままだよ」
JK「へぇー。先生寂しいからそのままにしたんじゃないの？」
YN「あんたらがボロボロにしすぎたせいで他に回せないんだよ修理費寄越しな」
ケラケラと笑うジョングクを睨みつける先生。
まるで子どもに戻ったような二人の姿に、すごく慕っているんだなぁと何故か私が嬉しくなる。
と、ヨナ先生と目があって、ふわりと微笑まれたことに首を傾げる。
YN「あんたらまだ施設内のこと覚えてるだろ？
ハヌルを案内してやって」
「「えー」」
YN「行け」
HN「しゅー！」
先生の鶴の一声で三人は先に施設の中に入っていった。
YN「Aさんは、あいつらの仕事と関係ある子？」
『あ…。
彼らの仕事のことご存知なんですか？』
YN「まぁね。一応ジンから報告させるようにしてるけど、どこまで本当のことなのか。
だから調べたんだよ」
『ええ！？』
YN「随分危険な仕事をしてるみたいだけど。
あいつらにとって大事なのは７人一緒にいることみたいだからさ。
情けないけど私は何も言えないよ」
ふふって笑うヨナ先生を見て…、
私にはお母さんの記憶はないけれど、もしいたのなら、きっとこんな感じなのかなって。
少しだけ胸が苦しくなった。
『私、時々彼らのことが羨ましいと思います』
YN「…どうして？」
『ふふ。
なんか、他人が踏み込んでいけないような強い絆で結ばれてるような気がして。
だけど、たまに不安になるんです』
YN「…」
『なんだか儚くて、いつか皆が消えてしまうんじゃないかって、怖くなるんです。
おかしいですよね、彼らと知り合ってそんなに長い時間が経つわけじゃないのに…』
最近ではもう、一緒に生活することが当たり前になってしまってて。
もし彼らがいなくなってしまったら…
私は、やっぱり寂しい。
『だから、まだここにヨナ先生と皆の繋がりがあることを知って安心したんです。
って、何言ってるんでしょうね。
っ、』
突然気持ちを吐き出してしまったことに恥ずかしくなって笑ってみせると、そのまま何も言わずに抱きしめてくれたヨナ先生に、ぎゅっと唇を噛んだ。
YN「…私も、Aさんと同じ気持ちだよ」
『…え？』
YN「あいつらがあなたみたいな人と今一緒にいるって知れて…、安心した」
『…っ』
YN「出来るだけそばにいてやって。
そして、守ってやって」
『でも…、
守ってもらってるのは私の方です…』
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ミロ(プロフ) - ふわりさん» ふわりさーん！！！私ももうパッチが大切すぎて…。このお話は勝手に大好きと大好きを組み合わせたお話なのでまたさらに大切で。映像化！是非本家みたいにしてほしいです(＞人＜;)ダークな感じも書いてて楽しいなと思いました！今回もありがとうございました！ (2020年8月14日 2時) (
レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 湯海さん» 湯海ちゃーん！！湯海ちゃん前にinnocent world好きって言ってくれて私すーごく嬉しかったのだよ(//∇//)ハヌル君はゲスト出演でしたが、ちょっともう主人公よりこの子になりてぇなと思いながら書いてました（笑）今回もありがとうございました！ (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - м i м i .さん» ひぇえ！！私もMiMiさん大好きです！！嬉しいですー(´；ω；`) (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たきゆさん» たきゆさーん！！私的にこのお話のしゅーが大好きなので、つい活躍させてしまいます。そしてもちろんジミンちゃんも！（笑）ツンの極みですが、彼がいつか本当に幸せになることをヒョン達と一緒に願っております。たきゆさん愛してます！！ (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アスカさん» しゅー！です。しゅーは一番子どもからしたら怖そうだし闇深いんですけどね（笑）なぜか懐かれるっていう書いてて楽しかったです(*^^*)裏社会系はなんかハラハラした感じに書けていいですね。お付き合いいただきありがとうございました！ (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月4日 15時
