☆ ページ33
ガルルッて今にも噛みつきそうなジミンさんを無視して、ハヌル君を抱き上げようとした時、彼の様子がおかしいことに気がついた。
『ハヌル君、お熱あるんじゃない？』
HN「んぅー？」
JM「熱？」
なんだかいつもよりほっぺたが赤い。
額にそっと触れてみると…
うん。やっぱり熱いよ。
SG「おい」
HN「…ん」
ぽすっとシュガさんに抱きついたまま動かなくなったハヌル君に、頼りない大人３人が顔を見合わせる。
「「「とりあえず…病院？」」」
・
JM「なんか、シュガヒョンの運転不安なんだけど」
SG「お前がするよりましだろうが」
いつものバンに乗り込み、病院へと向かう道の途中。
運転席と助手席でまた口喧嘩する二人に苦笑いしながら、隣で苦しそうな呼吸を繰り返すハヌル君をぎゅっと抱きしめる。
どうしたんだろう。急に環境が変わったから疲れちゃったのかな？
あと少しで病院に到着するという時。
急に黙った前の二人に声をかけようとすると、ルームミラーごしにシュガさんと目があった。
SG「ジミン」
JM「うん。付けられてますね」
『え！？もしかしてまた…」
座席から少しだけ顔を出して後ろの様子を伺うと、スピードを上げ、車線変更しながらどんどん前の車を追い抜いていくうちの車にぴったりとついてくる黒い車が確認できた。
私は今、理由はわからないけれど何者かに命を狙われている。
だから、唯一の肉親である祖父が《Butterfly》に私のボディーガードを依頼した。
もう既に何度も彼らには命を救われているわけだけど、
まさかこんなタイミングで狙われるなんて。
SG「ジミン、次の角でお前は降りろ」
JM「はぁ！？」
SG「そのガキ連れて病院行け。動きにくい」
JM「…はいはい。
貸して」
『あ、はい』
ジミンさんが返事をするのと同時に車は急ブレーキし、私からハヌル君を受け取ったジミンさんが車を降りたのを確認すると、再び車は猛スピードで走り出した。
こんな国道で１００km以上出したら捕まるのも時間の問題なのでは…！？
『シュガさん、どうするつもりですか！？』
SG「適当な場所に誘いこんで応戦するか…」
『ええ！？』
SG「いや、もっといい方法があんな」
ばっと暗くなった車内。
ああ、トンネルに入ったんだ。
もう一度後ろを確認しようと座席から身を乗り出す。
SG「おい、伏せろ」
『え、
きゃあ！！！』
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ミロ(プロフ) - ふわりさん» ふわりさーん！！！私ももうパッチが大切すぎて…。このお話は勝手に大好きと大好きを組み合わせたお話なのでまたさらに大切で。映像化！是非本家みたいにしてほしいです(＞人＜;)ダークな感じも書いてて楽しいなと思いました！今回もありがとうございました！ (2020年8月14日 2時) (
レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 湯海さん» 湯海ちゃーん！！湯海ちゃん前にinnocent world好きって言ってくれて私すーごく嬉しかったのだよ(//∇//)ハヌル君はゲスト出演でしたが、ちょっともう主人公よりこの子になりてぇなと思いながら書いてました（笑）今回もありがとうございました！ (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - м i м i .さん» ひぇえ！！私もMiMiさん大好きです！！嬉しいですー(´；ω；`) (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たきゆさん» たきゆさーん！！私的にこのお話のしゅーが大好きなので、つい活躍させてしまいます。そしてもちろんジミンちゃんも！（笑）ツンの極みですが、彼がいつか本当に幸せになることをヒョン達と一緒に願っております。たきゆさん愛してます！！ (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アスカさん» しゅー！です。しゅーは一番子どもからしたら怖そうだし闇深いんですけどね（笑）なぜか懐かれるっていう書いてて楽しかったです(*^^*)裏社会系はなんかハラハラした感じに書けていいですね。お付き合いいただきありがとうございました！ (2020年8月14日 2時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月4日 15時
