番外編【私達が居た時間】�� ページ45
キラキラした紐がプランとのびた筒を持つ見なれた二人は私を無視してキーキーと言い争っている。
『ねぇ、二人とも！、お？』
聞きなさいよ、ともう一度声をあげると、二人はにこにこしながら近寄ってきて、あれよあれよと言う間に、たくさんの食べ物が並ぶテーブルの前へと着席させられる。
『何？どうしたの、私これ届けなきゃいけないんだけど。』
そう言って立ち上がった私に、二人はきょとんとして目を丸める。
TH「A、まだ気づいてないの？」
『何が？』
JK「花束ならもう、宛先に届いてるよ。」
『…え？』
ジョングクの言葉に驚き、手元にある大きな花束を改めて見る。
『これ、私に…？』
目線の先で美しく咲く花は、今の季節によく見るなじみのあるピンクや白色の花弁をもつ可愛い花。
『コスモスだ…。
綺麗。花束にするとイメージ変わるね。』
JK「そうだね。
…本当は、一面に咲いてるコスモスの方がイメージに合うんだけどね。」
『そうなの？』
JK「うん。
踏まれても、強い風に吹かれても立ち上がってくる感じがぴったりだから。」
『たくましいな。』
TH「ふはっ！」
ケラケラと笑う二人に、思わず私も笑ってしまう。
強く、たくましく、あなたを支えたいと願う私からすれば、…うん、まぁそうね。悪くない。
むしろ、素敵だ。
『ありがとう。…嬉しい。
でもなんで花束？』
TH「今日はね、俺たち3人が一緒に暮らし始めて一ヶ月記念日だからさ。」
『ああ！』
TH「Aの歓迎会出来てなかったし、それも兼ねて。」
『えー。
本当に嬉しい。ありがとう、二人とも。』
感極まって涙ぐむ私に二人は照れ臭そうに笑っていた。
TH「ねえ、3人で写真撮ろうよ！」
『お、いいねぇ。』
「なにか足りてないものない？」
TH「おお、ジンヒョン！良いところに！」
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kairu(プロフ) - こんなに心を揺さぶられる作品は初めてで本当に読み終わった事が悲しいやら、嬉しいやらです。本当にひとつの素晴らしい映画を見終わった様な気持ちです。ジミンペンなんですけど、グクペンになりそうです。まだ涙が止まらないです。素晴らしい作品ありがとうございます (2021年4月27日 19時) (
レス) id: df72f9e897 (このIDを非表示/違反報告)
リユン - すごい感動しました！読んでいくうちに自然に涙が溢れてきて、読んでよかった！！という気持ちになりました､！ (2021年2月14日 23時) (レス) id: 00bef8cb3c (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - そんな…泣かさないでぇ。涙枯れる (2020年11月28日 14時) (レス) id: e9d90d82df (このIDを非表示/違反報告)
kurikurina(プロフ) - すごい感動しました！！私が好きな小説と似ている設定だったので余計にグッとくるものがあって…最高でした！！ (2020年9月27日 1時) (レス) id: 5527e740c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - オトさん» わぁあ！それは嬉しすぎるご連絡です。すごく嬉しい・・・ありがとうございます！！(o^∀^o)どちらも思い出深い作品なので、そのように言っていただきとても嬉しいです。ありごとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2020年9月1日 23時) (レス) id: b1cdd73458 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月29日 23時
