ファン1号の座 ページ48
JK「っ、ふぅうっ」
JN「ぎゃージョングガ！？
なんで泣いて…っ
…、
どうしたんだよお前たち。」
自分にすがり付いて泣く子ども達に、心底困りきった顔をする先輩。
JN「Aちゃん、これ一体どうなってるの？
って、Aちゃんまで。」
『先輩、』
JN「ん？」
もうどうにでもなれと抱きつく私達をまとめて抱きしめてくれた先輩のほっぺたを摘む。
いつもの先輩。
私達がずっと待ってた。
『守ってくれて、ありがとうございました。
それから…
おかえりなさい！』
ああ、
やっと伝えることが出来た。
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
YG「あー、もう泣き止めって。」
JM「…っ、だってぇ。」
先輩の記憶喪失騒動から、1週間が経った。
先輩が仕事に復帰し、日常に戻り、
今日は、ユンギ君がアメリカへ旅立つ日。
JK「ユンギヒョン、いっちゃやぁ。」
TH「テテもいっしょにいく！」
HS「ヒョン、がんばってね。」
NJ「向こうついたらカトクしてよ。」
YG「へーへー。」
へばりつくマンネ達をゆっくりと剥がし、3人の頭を撫で、よっこいせと荷物を背負ったユンギ君。
ああ、ほんとに行ってしまう。
『、ユンギ君…』
たまらず引き止めると、振り返ってくれた彼に泣き出しそうになったのを我慢する。
『…頑張ってね。』
YG「うん。」
もっと伝えたいことがあるはずなのに。
うまく言葉に出来ない。
『ご飯はちゃんと食べてね。
夜更かししすぎないこと。それから…』
YG「その辺全部さっきヒョンに言われたから。」
『…そっか。』
しゅんとして俯いていると、
『わ、』
腕をグイッと引かれて、ふわりと抱きしめられる。
『え、ちょ、ユンギ君！？』
YG「焦りすぎ。」
『、だって、何！？』
YG「んー、背比べ？」
『は？』
訳の分からないまま、ぱっと体を離すと…
『あれ？』
YG「ほら。
すぐだったでしょ？」
いつのまにか、私よりも少し高い所にある目線に驚いてしまう。
YG「やっと、追い越せた。」
『…だね。』
YG「ん。
…じゃあ、行くわ。」
『…うん。
あ、ユンギ君！』
YG「ん？」
『ファン1号の座は、誰にも譲りませんので。』
YG「…心得ました。」
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Liz(プロフ) - 突然失礼します！！ミロさんのマシンヌンキム家が本当に大好きです。もう何度読み直したか分かりません。読む度に大好きが増していきます。いつか、また新たなマシンヌンキム家が読めたらとっっても嬉しいです。改めて、読んで幸せになれる作品をありがとうございます！ (2023年3月30日 17時) (
レス) @page50 id: d1d28ca630 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - ミロさん、はじめまして。初めてコメントさせて頂きます！私はミロさんの『マシンヌン』が大好きで、公開されてからずっとずっと読み続け、何回いや何百回と読んでます！その度に癒され涙し感動し笑い癒されてます。また帰ってきたマシンヌンあったら嬉しいです！ (2022年10月30日 14時) (レス) @page50 id: bdc30337aa (このIDを非表示/違反報告)
たきゆ(プロフ) - ミロさーん 何回読んでも涙がでてしまうではないですか!良かった 良かった！これからもずっとファンです〜 (2022年10月28日 3時) (レス) @page50 id: 088e3725a7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し83058号(プロフ) - まだ、続きが見たいです🥺お気に入りなので、終わってほしくないです… (2022年10月26日 3時) (レス) @page50 id: 2732bc1be1 (このIDを非表示/違反報告)
クサズのエクボにハマりたい(プロフ) - ずっと読み返したかったので嬉しいです (2022年10月19日 8時) (レス) @page50 id: d78d833968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年2月23日 21時
