ヒョンのことがね、 ページ46
いつかはね、離れ離れになる時がくるかもしれない。
それでも、今まで一緒に過ごしてきた時間は、彼らにとってはきっと、大切な宝物になると思うから。
いつか大人になって、あの子たちが思い出した時に、ああ、そんなこともあったね。って、笑ってあげて欲しいから。
JN「…、俺、」
ガシャン、
『！』
「お帰りなさい。
足元お気をつけください。」
JN「はい。
行こうか。」
『はい。』
いつのまにか地上に到着していた観覧車から降りて、先輩の後ろを歩く。
心配そうに私達を見つめるユンギ君にどんな顔をしたらいいかわからない。
…ごめん。
ごめんね。
皆のヒョン、繋ぎ止められなかった。
・
SH「それじゃあ…
ソクジン君。Aさん。
本当に今までありがとう。」
JN「いえ…」
SH「新しい家が決まるまでここは好きに使ってもらっていいから。」
遊園地に行った日の翌日、
子ども達を引き取りにきたシヒョクさんは、私達に何度もありがとうと言った。
お礼を言われるようなことなんて、本当に何もしてないのに。
SH「さぁ、テヒョン。」
TH「…。」
テヒョン君以外の皆は、既にシヒョクさんの車に乗っていて、この家を出ることは皆嫌がっていたけれど、あの子達は頭のいい子達だから、なんとなくそうしなければいけない理由を理解してるように感じた。
ソクジン先輩の服の裾を掴んだまま動かないテヒョン君は、ぎゅっと唇を引き結び俯いている。
『テヒョン君、』
TH「テテね、」
JN「…うん。」
TH「ジンヒョンのこと、だいすき！」
そう言って、にひっと笑うと、シヒョクさんの手を握り、テヒョン君もこの家を出て行ってしまった。
状況が状況だからと留学を待っていてくれたユンギ君はきっと、このままアメリカに立つだろう。
残った皆は…事務所での活動をするために韓国に残る子と、シヒョクさんについていく子でバラバラになってしまう。
JK「ジンヒョン…、
ヌナぁ…っ！」
『…、ジョングク君…！』
車の窓から顔を出したジョングク君を見て…
ああ、やっぱりだめだ。
『あ、待っ、
…、え？』
走り出したシヒョクさんの車を追おうとした瞬間だった。
JN「待って！」
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Liz(プロフ) - 突然失礼します！！ミロさんのマシンヌンキム家が本当に大好きです。もう何度読み直したか分かりません。読む度に大好きが増していきます。いつか、また新たなマシンヌンキム家が読めたらとっっても嬉しいです。改めて、読んで幸せになれる作品をありがとうございます！ (2023年3月30日 17時) (
レス) @page50 id: d1d28ca630 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - ミロさん、はじめまして。初めてコメントさせて頂きます！私はミロさんの『マシンヌン』が大好きで、公開されてからずっとずっと読み続け、何回いや何百回と読んでます！その度に癒され涙し感動し笑い癒されてます。また帰ってきたマシンヌンあったら嬉しいです！ (2022年10月30日 14時) (レス) @page50 id: bdc30337aa (このIDを非表示/違反報告)
たきゆ(プロフ) - ミロさーん 何回読んでも涙がでてしまうではないですか!良かった 良かった！これからもずっとファンです〜 (2022年10月28日 3時) (レス) @page50 id: 088e3725a7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し83058号(プロフ) - まだ、続きが見たいです🥺お気に入りなので、終わってほしくないです… (2022年10月26日 3時) (レス) @page50 id: 2732bc1be1 (このIDを非表示/違反報告)
クサズのエクボにハマりたい(プロフ) - ずっと読み返したかったので嬉しいです (2022年10月19日 8時) (レス) @page50 id: d78d833968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年2月23日 21時
