愛情たっぷり弁当 ページ23
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コンクール当日の朝。
『…ん？』
寝起きで頭がぼーっとしながらも、手首にほんの少し違和感を感じて、プラプラと振ってみる。
んー、気のせいか。
JK「ヌナぁ…？」
『ごめんジョングク君、起こしちゃった？』
JK「ぐぅ、もーねむくない。」
そう言って、眠そうな目を擦ってむくりと体をおこしたジョングク君。
ただいまの時刻は朝の5時。
いつもならまだまだ眠っている時間なんだけど。
『ヌナ、お支度があるから、ジョングク君はまだ寝てていいよ。』
JK「やーあ。ぐぅもおきるのー。」
半分目を閉じつつも首をふりふりする彼に、仕方ないなぁと一緒にリビングへと向かう。
『あれ、先輩！？』
JN「ああ、おはよー。」
部屋に入ると、キッチンから出てきたのは、目の下に真っ黒いクマができたソクジン先輩。
『先輩、もしかして寝てないんですか！？』
JN「なんか、2人の晴れ舞台かと思うと眠れなくて…。夜な夜なお弁当の仕込みしちゃったよね。」
『おお…！』
JK「ヒョン！ヒョン！これたべていー！？」
なんだかいい匂いがするなぁと思ったら、食卓の上にはお弁当のおかず達が所狭しと並んでいた。
『これ…私達のために…？』
JN「僕に出来ることなんてこれくらいだから。」
そう言って、申し訳なさそうに笑う先輩に、もうたまらなくキュンとしてしまう。
『お嫁に来てください！！(ありがとうございます！)』
JN「え？」
『あ』
心の声の方出ちゃったよ。
『ふむ。』
部屋の鏡には、久方ぶりのドレスを身に纏った自分が写っている。
ユンギ君達の事務所の方が用意してくれた淡いグレーでチュールたっぷりの素敵なドレス。
さすが大手事務所。こんなドレスもう二度と着れんかもしれない。
JK「ヌナ、おひめさまみたいだねぇ。」
『ほんと？』
いつかのジミン君みたいに褒めてくれるジョングク君。
うるうるとした瞳で見つめてくれるところは変わってないけれど、
『君も女を喜ばせる罪な男か？』
JK「なぁに、それぇ？」
こてんと首を傾げる姿にいつまでもそのままでいてくれよと願うばかりだ。
コンコンコン
『はーい！』
JN「Aちゃん？用意できた？
事務所の方が迎えにきたよ。」
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Liz(プロフ) - 突然失礼します！！ミロさんのマシンヌンキム家が本当に大好きです。もう何度読み直したか分かりません。読む度に大好きが増していきます。いつか、また新たなマシンヌンキム家が読めたらとっっても嬉しいです。改めて、読んで幸せになれる作品をありがとうございます！ (2023年3月30日 17時) (
レス) @page50 id: d1d28ca630 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - ミロさん、はじめまして。初めてコメントさせて頂きます！私はミロさんの『マシンヌン』が大好きで、公開されてからずっとずっと読み続け、何回いや何百回と読んでます！その度に癒され涙し感動し笑い癒されてます。また帰ってきたマシンヌンあったら嬉しいです！ (2022年10月30日 14時) (レス) @page50 id: bdc30337aa (このIDを非表示/違反報告)
たきゆ(プロフ) - ミロさーん 何回読んでも涙がでてしまうではないですか!良かった 良かった！これからもずっとファンです〜 (2022年10月28日 3時) (レス) @page50 id: 088e3725a7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し83058号(プロフ) - まだ、続きが見たいです🥺お気に入りなので、終わってほしくないです… (2022年10月26日 3時) (レス) @page50 id: 2732bc1be1 (このIDを非表示/違反報告)
クサズのエクボにハマりたい(プロフ) - ずっと読み返したかったので嬉しいです (2022年10月19日 8時) (レス) @page50 id: d78d833968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年2月23日 21時
