君が好きだと叫びたい ２【完】

君に言いたくなった ページ48

『わっ！』

JK「本当ですよね？

今更嘘だなんて言ってもだめですからね？」

『はは、嘘じゃないってば。』




私をぎゅっと抱きしめた彼の胸からは、私と同じように早く動く胸の音が聞こえてきて、


可愛くて、愛しく思えて、気がついたら私の腕は、彼の背中に回っていた。














JK「夢みたいです…」

『…っ』

JK「やっと、

振り向いてもらえた…」









私の肩に頭を預け、呟くようにそう言った彼に、心臓を丸ごと持っていかれたような心地がする。















『ジョングク君、一度離してもらってもいいですか？』

JK「やです。」

『お願い。』



渋々と私を離してくれた彼が、やっぱり可愛くて笑ってしまう。



『正直、私の立場なんてどうでもいいですが、

君はまだ高校生だから。



私が今言った気持ちは本当ですが、』

JK「待ちます。」

『え？』

JK「分かってます。

今は付き合えないこと。


それでもいいんです、待つなんて、全然辛いことじゃない。

それに、俺はちゃんと、先生のことを守れる人間になりたいから。



だから、それまで待っててくれますか？」










何を言ってるんだ。


もうとっくに、君は私のことを守ってくれたのに。



これ以上かっこよくなっちゃったら、

少し困る。











JK「先生…？」






なかなか答えない私に、彼は不安そうな顔をして首をかしげる。











『楽しみに待ってます。』

JK「！


大好きです！！」

『ぐはっ！！』








もう一度、力の限り抱きしめられて、骨が軋む音が聞こえた。

はは、

私、この若さについていけるのかな？






心配だけど…

でもそれ以上に幸せ。





















君への想いに気づいたら、

もう言わずにはいられなくなった。








自分の立場や、困難な未来を無視してでも、






















君が好きだと、

君に、言いたくなったんだ。

君が好きだと叫びたい→←本当の気持ちです

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