私だけ?? ページ4
MJ「てゆうか、Aにはホソクがいるじゃん。」
『…へ?』
NY「そうそう。こっちからしたらまだ付き合ってないのって不思議に思うくらいだけど。」
『いや、何いきなり。私達ずっとそんなんじゃなかったじゃん。』
そう返した私に、ナユンとミンジュンは驚いたようにして互いに顔を見合わせる。
MJ「だって、お前ら大学のとき両思いだったじゃん。」
は?
『…何言ってるの?
え、ちょっと意味わからないんだけど…』
慌ててホソクを見ると、一瞬戸惑ったような顔をした彼だけど、すぐにいつものように笑って、そんなこともあったっけなんて言う。
懐かしいねと笑うナユンに、知らなかったのは私だけだったと理解して、わけがわからずにひたすら枝豆を皮から噴射させて心を落ち着ける。
MJ「なんでお前らあの時付きあわ…」
HS「ミョンジュン。」
珍しくミョンジュンの話を遮り、立ち上がって彼の隣の席に移動するホソク。
MJ「…どうした?」
HS「ミョンジュン。
どうしよ、気持ち悪い〜!!」
MJ「え、うそでしょ。やめて吐かないで。このスーツおろしたばっか。」
うえ〜と、自分にすがりつくホソクを必死に遠ざけようとするミョンジュンに笑う私達。
自然にホソクと私のはここで切り上げられけれど、
私の心にはもやもやが残ったままだった。
NY「じゃあ、またねーA!
ホソク、ちゃんとAを送るんだよ。」
HS「はいはい。」
『じゃーねー2人とも!』
ナユンとミョンジュンに手を振り、ゆっくりと歩き出したホソクに続いて、少し冷えるようになった夜の道を歩く。
HS「あー、だいぶ寒くなったよな〜」
『そだね…』
『〜だめだ、ホソク!!』
HS「うわ!?なんだよ!」
突然グイッと服を引っ張った私を、驚いた顔で振り返る彼。
『さっきの、本当なの?
…私のこと、す、好きだったって…、』
HS「…うん。
本当。」
こっちが驚くくらい、あっさりと認めたホソクに心臓が早くなるのを感じる。
『…嘘。』
HS「嘘じゃない。」
『嘘だよ。
だってホソク…
あの時、
私じゃない、他の子と付き合ったじゃん…!』
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JinJin?(プロフ) - ジンくんの片思いが終わっちゃうのかな。諦めちゃうのかな。先生の幸せを願うジンくんだから、このままやっぱり伝えない選択をしそうだけど、告白はして欲しいな〜 (2022年5月2日 12時) (レス) @page37 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» 私もこのお話のテヒョン君、気に入ってるので嬉しいです(*^^*)3人の男子高校生感が書いてて楽しくて笑私の癖なんですが、必要以上にサブメンバーを愛してしまうんですよね。メインが薄くなるので考えものですが、そう言ってもらえて安心しました(*^ω^*) (2019年10月22日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - テヒョンさんが最高のポジションでいい意味で四次元でした。 この作品もジミンさんの恋心は感涙にむせぶ思いでした。 ジンさんの男らしさも強くて脆い感じが大好きです。 ミロさんの作品はサブメンバーがとても素晴らしいと思います!が (2019年10月22日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - AULA−輝きさん» 傷ついた思い出が、今の素敵なAULA様を作ったんですね。私なんぞが偉そうに言えることなんて何もないですが、大事な恋のお話が聞けて、胸がいっぱいになりました。ありがとうございます。これからもお互いお話し作り頑張りましょうね(*^^*) (2019年10月21日 20時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - AULA−輝きさん» AULA様 コメントいただかありがとうございます(*^^*)自分の気持ちに真っ直ぐなAULA様も素敵ですが、相手の方も、AULA様の気持ちを受け止めたからこそきっとたくさん悩まれたんでしょうね。お2人共とても素敵な方ですね。(*´-`) (2019年10月21日 20時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年6月19日 21時