とある担任の保育日誌�� ページ9
「…ジョングク君、どうしたの？」
滑り台のてっぺんで座る(これもテヒョン君と一緒)彼に声をかけると、まだぐしゅぐしゅと泣いていて、その手には、さっきまで夢中で作っていたメダルが握られていた。
JK「うまくかけないの。これ。」
そう言ってみせてくれたメダルの裏側には、にっこり笑う女の子の絵が描かれていた。
うまく描けないと言った彼だけど、むしろとても上手に描けている。
「どうして？とっても上手だよ。」
JK「んーでもねー、
…ぐぅのヌナ、もっとかわいーでしょ？」
「え？」
JK「わらったらおひめさまみたいなのに、ぐぅのかいたやつ、ちがうんだもん。」
「…そっか。」
ぷくっとほっぺたを膨らませる彼は、気に入らないとでも言うように自分の書いた絵を睨みつける。
ああ、もう、本当に。
「大丈夫。ぜーったいヌナはこのメダル喜んでくれるよ。」
JK「…そかな？」
「ジョングク君も、そう思わない？」
JK「…おもう。」
少し考えてから、頷いた彼を見て、お部屋に戻ろうと言うと、もう一度、コクリ。
JK「せんせー。あのね？」
「ん？」
教室に戻る途中、小さな声を出したジョングク君に腰を屈めると、秘密にしてね？と私の耳に顔を寄せる。
JK「ぐぅね、ヌナのことすーっごくすきなの。」
知ってますとも。
朝、君を送り届けてから会社に向かうAさんを、教室の中からずっと見送っている姿も、
お昼寝から起きたら、まず1番にAさんの姿を探していることも、
それから、
迎えに来たAさんが、教室の扉から顔を出した時に、君がその日1番の笑顔を見せることも、
知っているよ。
だって、私はジョングク君の先生だから。
だけど、
『そっか。ジョングク君に好きだって言ってもらえるヌナは幸せ者だね。』
JK「あは」
知らないふりしてそう言うと、ジョングク君は恥ずかしそうにして教室の方へと走っていった。
幼い彼の大きな愛が、これからどの方向へと向かっていくか気になって仕方ないけれど。
Aさんが迎えに来た時にだけ見られるあの子の笑顔が私は大好きだから。
できるならずっと2人一緒にいられたらいいな、なんて願わずにはいられない保育士5年目独身女の今日この頃なのです。
とある担任の保育日誌・終
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ミロ(プロフ) - タハさん» 一つ一つにコメント残してくださりありがとうございます(＞人＜;)すごく嬉しいです！EXOも好きだったのでベクちゃん出しちゃいました！(o^^o)読んでくださり、ありがとうございます！(*^^*)私も大好きですよー！！ (2020年5月19日 13時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - ベクが出てきた〜!!私、BTSのお話が好きなのですがEXOがでてきたの、と〜っても嬉しいですー(＞∀＜) ありがとうございます！ これからも頑張ってください☆ 大好きです(//ω//) (2020年5月18日 15時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - ミロさん» このお話自体大好きなので、これからも楽しみにしてます!! (2020年3月17日 15時) (レス) id: cee8523576 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のししさん» お返事遅くなりすみません(＞人＜;)好きすぎてつい出てもらっちゃいました(*^^*)好きだと言っていただけでとても嬉しいです！(o^^o)ベクさん登場シーン、楽しんでもらえてたら嬉しいです！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 美空さん» お返事遅くなりすみません>_<エクセルさんなのですね！それを聞いて私も嬉しいです！ベクちゃんがオッパの主人公、羨ましすぎますね（笑）ベクさんまた出したいなぁ(о´∀`о) (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年12月22日 21時
