続★マシンヌンキム家 ４

会いたいなぁ【JN】 ページ45

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休みの日の昼下がりのこと。
　



久しぶりの丸一日のお休みの日に、負傷中の愛しの彼女は可愛い弟にとられてしまった。

　


TH「ジンヒョンジンヒョン、テテがねー、ひまよ？」

「うーん。」

TH「どうおもう？」

「我慢せずにAちゃん達についてけばよかったのにって思うよ。」

TH「んー…」

　


本当にこの子は。

唇をむーっと引き結んで俯いてしまった弟に、はっきり言い過ぎてしまったかなと苦笑いする。


頭を撫でると擦り寄ってきて、テテおにーちゃんだもんと小さな声を出した。


テヒョンも、小さいなりに色々考えてるらしい。
　

本当は自分だってAちゃんのことが大好きなくせに、彼女にべったりなジョングクに遠慮しているみたい。


　

TH「あと、テテがいなくなったらジンヒョンがさみしいでしょ？」

『寂しいね。』

TH「ひひ」


　

意地らしくてたまんないよ、全く。

　
それにしても、腰を痛めてる割に活発な彼女はいつも思うけど本当に根性がある。


スキー場から帰ってきた次の日、『腰もいてぇが、筋肉痛もとんでもねぇ！』と騒ぎ散らかしていたAちゃんの泣き顔を思い出して、ついつい笑ってしまう。


　

あー、

もう、なんだろ。


　






　


「テヒョンー」

TH「なんですの？」

「俺も、

Aちゃんに会いたくなってきちゃった。」

　


TH「じゃ、テテといっしょだねー。」

「うん、一緒。」

　



ほんのさっきまで会ってたっていうのに。
好きすぎるだろ自分って少し恥ずかしくなる。



　



TH「あ。テテ、いいことおもいついた！」

「ん？」

　


ぴかっと目を輝かせたテヒョンが、たーっとリビングを出て行く。

　


すると。

すぐに何か大きいものを抱えて戻ってきた彼の姿を見てぎょっとした。


　


「え？それ、Aちゃんのカメラじゃない？」

TH「そーそー。」

「そーそーて。」


　

ケースからカメラの本体を取り出し、ピコピコと操作をしだすテヒョン。


えー。大丈夫かな。


　


TH「ん？なにこれ。なんかでた。こ、の、んー…よ、ろ、」

JM「なにしてんのー？」

TH「ジミナ！」

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