このままがいい【YG】 ページ17
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「…、
ん?」
急な寒さを感じて目を覚ますと、部屋の窓が少しだけ開いていた。
「…?吹雪…?」
確かに今日は朝から雪が降ってたけれど、こんなに天気が崩れるなんて思ってなかった。
時計を見ると、針は夕方5時を指していて、少し眠るつもりがかなり長い時間眠ってしまったらしい。
MJ「ユンギーいるかー?」
「ヒョン。」
MJ「あれ、本当にいたよ。
お前、ホソク達ちょっと前に帰ったぞ。」
「なら良かった。」
MJ「良かったってお前なー。
まぁいいや。帰り俺の車乗ってけばいいよ。
何、課題曲?」
「はい。
コンテスト用の。」
今取り掛かっているのは、来月に迫っている作曲コンクール用の曲作り。
MJ「へー。テーマは?」
「恋」
MJ「まじかー。」
難関じゃん。と笑うミンジュニヒョンに、本当にと思ってため息をつく。
「ざっくりしてて難しいです。全然思い浮かばない。」
MJ「まー、こういうのはさ、実体験を元にするのが一番手っ取り早いんじゃない?」
「自分の?」
MJ「そう。」
「ないよ、そんなの。」
MJ「嘘つけ。」
…この人は、どこまで気付いてる?
MJ「Aは、好きになったら最後だよ。
あいつは変なやつだけど、いい奴だから。」
「…っ」
どうやら、全部気がついていたらしいヒョンに、さっきよりも深いため息をつく。
「ヒョンは、ヌナにふられた時に曲書いたんですか?」
MJ「いや?
あいつにふられた時はなんか感情がよくわからなくて書けなかった。」
「なにそれ。」
MJ「はは、お前もいつかわかるんじゃない?
よし!
んじゃー、俺下に車回してくるからお前は支度して降りてこい。」
「わかりました。」
感情がよく分からないなんて、そんなことがあるのかな?
俺がまだガキだからわかってないだけ?
・
荷物をまとめて一階のロビーに降りてくると、何やら騒がしい声が聞こえてきて、それが誰のものだか分かった途端、少し笑ってしまう。
『あー!!
ユンギ君!迎えにきたよ!!』
JK「ユンギヒョンっ!!」
今はまだ、暖かさが心を占める。
出来ればずっと、このままがいい。
▽▽▽▽▽
読み切りの新作です☆
よろしければ!!
恋心、君知らず【完】
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ミロ(プロフ) - タハさん» 一つ一つにコメント残してくださりありがとうございます(>人<;)すごく嬉しいです!EXOも好きだったのでベクちゃん出しちゃいました!(o^^o)読んでくださり、ありがとうございます!(*^^*)私も大好きですよー!! (2020年5月19日 13時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - ベクが出てきた〜!!私、BTSのお話が好きなのですがEXOがでてきたの、と〜っても嬉しいですー(>∀<) ありがとうございます! これからも頑張ってください☆ 大好きです(//ω//) (2020年5月18日 15時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - ミロさん» このお話自体大好きなので、これからも楽しみにしてます!! (2020年3月17日 15時) (レス) id: cee8523576 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のししさん» お返事遅くなりすみません(>人<;)好きすぎてつい出てもらっちゃいました(*^^*)好きだと言っていただけでとても嬉しいです!(o^^o)ベクさん登場シーン、楽しんでもらえてたら嬉しいです! (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 美空さん» お返事遅くなりすみません>_<エクセルさんなのですね!それを聞いて私も嬉しいです!ベクちゃんがオッパの主人公、羨ましすぎますね(笑)ベクさんまた出したいなぁ(о´∀`о) (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年12月22日 21時