鈍感な彼と甘い幼児 ページ26
JN「さっきの、なんだったの？」
『え？』
先輩と二人、子どもたちが待つ食堂に向かう途中。
何のことかと首をかしげていると、先輩はほんの少し照れくさそうにして、それから手の甲で口元を押さえる。
JN「�爐修凌諭∋笋里任広瓩辰討笋帖�あれ僕結構嬉しかったんだけど？」
『！！！
あ、あ、あれは！
勢いといいますか、何といいますか…
え、嬉しかった！？』
JN「うん。
Aちゃんに独占されるのって、新鮮で嬉しい。なんて。」
『〜〜〜〜！！！』
この人は、
知らないとでも言うのだろうか。
私がいつも、どれだけ先輩のことを独り占めしたいと思っているのかを。
だけど、そんな私の気持ちにも気づかずに、嬉しそうに笑う彼に、胸がきゅんとして仕方なかった。
・
ガラス張りのゲレンデの食堂の中から、じーっとこちらを見つめる一人の幼児の存在に気がつく。
歩いてくる私達を見て、ぱぁっと目を輝かせたかと思えば、すぐにぎゅっと唇を引き結び、感情の急降下を披露して、くるりとこちらに背を向けた。
JK「ニュニャ！！」
『ジョングク君！！』
てててと駆け寄ってきたジョングク君は、雪うさぎのように愛くるしい。
のだけど、頬袋をぱんぱんにしてもきゅもきゅと頬張っていることに気が付き、慌てて彼に駆け寄る。
『ジョングク君！食べながら走っちゃ危ないよ…
うわっ！！』
JK「あ」
JN「Aちゃん！」
危ないと注意した人間が思い切り滑って転ぶという大失態。
恥ずかしさに顔を覆う暇もなく…
JK「ヌナ！」
私が尻もちをついているのをいいことに、ぴょんと飛び乗ってきたジョングク君をきゅっと抱きとめる。
JK「ヌナ、うわきしなかった？」
『ふふ、するわけないよ。』
JN「おっと？」
JK「ぐぅ、もうまてないよ？」
『うん。今からの時間は全部ジョングク君にあげるよ。』
JN「おーい。」
全部あげると言った私に、満足げに笑うジョングク君。
その顔が可愛くて、私も釣られて笑うと、彼は瞳をまるくして、それからその小さな手で私の髪に付いていた雪の粉をはらう。
JK「ぐぅのヌナ、かーわい。」
『…へ。』
甘い言葉と共に目を細めた幼児に、
不覚にもときめいてしまった事実はこの雪山に埋めていこうと思う。
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ミロ(プロフ) - タハさん» 一つ一つにコメント残してくださりありがとうございます(＞人＜;)すごく嬉しいです！EXOも好きだったのでベクちゃん出しちゃいました！(o^^o)読んでくださり、ありがとうございます！(*^^*)私も大好きですよー！！ (2020年5月19日 13時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - ベクが出てきた〜!!私、BTSのお話が好きなのですがEXOがでてきたの、と〜っても嬉しいですー(＞∀＜) ありがとうございます！ これからも頑張ってください☆ 大好きです(//ω//) (2020年5月18日 15時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - ミロさん» このお話自体大好きなので、これからも楽しみにしてます!! (2020年3月17日 15時) (レス) id: cee8523576 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のししさん» お返事遅くなりすみません(＞人＜;)好きすぎてつい出てもらっちゃいました(*^^*)好きだと言っていただけでとても嬉しいです！(o^^o)ベクさん登場シーン、楽しんでもらえてたら嬉しいです！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 美空さん» お返事遅くなりすみません>_<エクセルさんなのですね！それを聞いて私も嬉しいです！ベクちゃんがオッパの主人公、羨ましすぎますね（笑）ベクさんまた出したいなぁ(о´∀`о) (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年12月22日 21時
