嬉しくてムカつく【YG】 ページ6
MB「ユンギ？どうした？」
「あ。
なんか、ヒョンとヌナが出張先から帰れなくなったみたいで。
なんで俺帰ります。」
MB「それは大変。
早く行ってやりな。」
ホソクから電話がかかってきたのは、
事務所で俺が一番苦手なダンスのレッスンをしている時だった。
それに付き合ってくれていたビニヒョンに帰ることを伝えると、心配そうにして、しかも皆で食べなとたくさんのお菓子まで待たせてくれた。
「…ヒョンは。」
MB「ん？」
「やっぱりAヌナのことがすきなんですか？」
事務所の出口まで送ってくれたヒョンに、ずっと気になっていたことを聞いてみると、少しだけ驚いたように目を開く。
MB「うん。
だけど、諦めることにした。」
「なんで？」
MB「結構本気で好きだったんだけどさ。
でも、あの人本当にソクジンさんのこと好きでしょ？」
「…まぁ。」
ヌナがジンヒョンのことを好きなのは、十分過ぎるくらい知っている。
MB「それに、ユンギ達のことも大好きじゃん？」
「え？」
MB「俺さ、ヌナにソクジン先輩がお前達のことばっか優先するの辛くないの？って聞いちゃったんだよね。ごめん、ほんと。」
「いや…」
それは、普通皆そう思うだろうし。
俺だって聞いたことがある。
MB「で、風邪で倒れたヌナを運んだ時に、ずるいけどあの時も、苦しそうなヌナに、こういうことがあっても平気なの？って、こんな時に迎えに来てもらえなくて辛くない？ってもう一回聞いた。」
「…」
MB「だけどヌナさ。
�爐海鵑併�、あの子達の側に先輩みたいな人がいてくれて良かったと思う��
なんて言うんだよ。」
「…は？」
思いがけない答えにポカンと口を開けると、そんな俺をみてヒョンがクスクスと笑う。
MB「まず質問の答えになってないし。
でもさ、それが答えだよね。
あの人、頭の中お前達のことでいっぱいだよ。
多分ずっとジョングク君のこと心配してたんだろーね。」
なんだよそれ。
意味わかんないんだけど。
「…馬鹿じゃないの？」
MB「ねー。
だからもう敵わないし諦める。
ライバルが7人なんて、多すぎるでしょ？」
なんであの人は。
だけど、
もっとちゃんと考えろって腹立たしい気持ちになると同時に、嬉しくてしょうがなくもなる。
複雑な感情にモヤモヤしてるとじっと俺を見つめていたヒョンと目があった。
MB「ねぇ。
ユンギはどうするの？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3738人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タハ - 最初からずーっと読ませていただいてますが、やっぱりこのお話は面白いです！！ これからの主人公とソクジンさんの展開、とても楽しみです☆ (2020年5月18日 9時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
bts-vminkook - 私､このお話大好きです！♪ 皆の個性がうまく書かれてて 本当に面白くて元気出ます！ 主人公ちゃんがふざけるのが 好きです！♪*w これからも頑張って下さい！ (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4f9c9c509a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お塩50%さん» 何回も読んでくださったなんて、本当に嬉しいです！^_^続きについては、今ネタをまとめて少しずつ書き始めているので、近々公開できるかと思います！あと少しお待ちいただけると嬉しいです！(*^^*) (2019年12月16日 0時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
お塩50%(プロフ) - 何回か最初から読んでしまうほど面白い作品で、主人公とマンネラインの関係が結構好きで本当に読むたびに発狂させていただいてます。これからも更新してってください！ファイティン！ (2019年12月14日 23時) (レス) id: e853a97352 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たまごさん» たまご様 とてもとても嬉しいお言葉をありがとうございます(＞人＜;)そろそろキム家が恋しく思うので、また続き書かせてくださいね(*^^*)私からもサランヘヨ！！もう一度読んでくださってありがとうございます！！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月8日 20時
