世界でいちばん ページ5
『そんなもんむしろ、子どもより私を優先したら怒りますけど。』
JN「…え？」
『私は馬鹿だから、周りから平気なの？って聞かれてもそう言われる意味がわからなかったです。
だって、幸せだから。
私ね、子ども達のことが大好きで大事にしてる先輩のことが世界で一番好きなんです。』
誰よりも暖かくて、愛おしい人。
『こんな人、他にいないです。
世界中に自慢したいくらいです。
私の彼氏はこんなに素敵なんだぞって。』
JN「…なに、それ。」
『だから、これから先もテヒョン君に先輩を取られて悔しがったり、ラブチャンスをジョングク君にぶち壊されてしくしく泣く夜もあるかもしれないけど、それは我慢じゃなくて、愛なのです。
愛は障害があるほど燃え上がるでしょ？』
JN「ふふ。ねぇ、さっきから何言ってるの？」
私にもわからん。
だけど、私の演説を聞いて、あなたがそうやって幸せそうに笑ってくれるなら。
なんだっていいや。
これからもわけのわからん愛の言葉を倒れるまで吐き続けようってもんよ。
『先輩、大好きです。
誰がなんと言おうと、私がこの世の中で一番幸せです！』
JN「…、もう、さすがに限界、」
『え、
ひゃ！』
一瞬で、ふわっと抱き上げられたかと思うと、
そっとベッドの上に寝かされて、先輩のご尊顔を見上げる形になる。
JN「これだから、手放したくない。
僕がどれだけ毎日Aちゃんに元気をもらってるかわかる？」
『そう、なんですか？』
JN「こっちこそ、
愛でしかない。」
『…っ』
少しずつ近づく距離に、
ドキドキして目を閉じたかったけれど、
見てなきゃもったいない気がした。
少しだけまだ濡れている先輩の髪から雫が落ちて、その冷たさにこの目の前の綺麗な人が実在することをかろうじて認識できる。
JN「目、閉じて。」
『あ、はい…っ！』
瞳を閉じた瞬間、触れた唇に、
みぞおちが苦しくなって、
一気に溢れ出した愛情に、怖くなって先輩の背中に腕を回す。
JN「…かわい、」
『ちがっ、ん、』
角度を変えて、何度も降るキスの雨に、
意味わからないくらいに子宮が疼く。
少しだけ感じる先輩の体の重みも、
私の頬に触れる彼の手のひらも、
全てが愛おしくて、たまらない。
その日私は
先輩のくれる愛に溺れながら、
彼のことが好きすぎて泣いた。
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タハ - 最初からずーっと読ませていただいてますが、やっぱりこのお話は面白いです！！ これからの主人公とソクジンさんの展開、とても楽しみです☆ (2020年5月18日 9時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
bts-vminkook - 私､このお話大好きです！♪ 皆の個性がうまく書かれてて 本当に面白くて元気出ます！ 主人公ちゃんがふざけるのが 好きです！♪*w これからも頑張って下さい！ (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4f9c9c509a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お塩50%さん» 何回も読んでくださったなんて、本当に嬉しいです！^_^続きについては、今ネタをまとめて少しずつ書き始めているので、近々公開できるかと思います！あと少しお待ちいただけると嬉しいです！(*^^*) (2019年12月16日 0時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
お塩50%(プロフ) - 何回か最初から読んでしまうほど面白い作品で、主人公とマンネラインの関係が結構好きで本当に読むたびに発狂させていただいてます。これからも更新してってください！ファイティン！ (2019年12月14日 23時) (レス) id: e853a97352 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たまごさん» たまご様 とてもとても嬉しいお言葉をありがとうございます(＞人＜;)そろそろキム家が恋しく思うので、また続き書かせてくださいね(*^^*)私からもサランヘヨ！！もう一度読んでくださってありがとうございます！！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月8日 20時
