やっぱり… ページ38
あれ?
まじで正夢?
『ちょちょ、テヒョン君!?』
近寄ってくるテヒョン君に、座ったまま後退りする私。
そのうちに背中が壁にぶつかって、逃げ場を失ってしまう。
あわあわとしてうちに完全に追い詰められ、彼の両手で顔を挟み込まれ、タコ口の可愛いお顔が目の前まで差し迫り…
その顔を見て思い出した。
私、一度この子に唇奪われてるわ。
なんて考えながら、覚悟した瞬間、
TH「きゃーっ!!」
何者かの手によって、吹っ飛ばされたテヒョン君が視界の隅に映る。
『テヒョン君!?だいじょ、ぶっ!!!!』
言い切らぬうちに、唇に硬いものがぶつかって口内を損傷する。
あまりの衝撃に閉じた目をゆっくりと開けると、さっきのナヨンちゃん以上に瞳をうるうるとさせたジョングク君が、おでこを押さえて私の前にしゃがみ込んでいた。
JK「…ヌナ、ちゅうはぐぅだけにしてっ。」
『…はい。』
ハッ!!!!!
思わず頷いてしまった!!!
催眠術!?
…自分の意思が働かなかったヨ。
慌てて突き飛ばされたテヒョン君を見ると、怒っているかと思いきや、ずんと落ち込んでいるご様子で。
TH「テテ、やっぱりヒョンがいい。」
と、
散々私を弄んでこの言い草である。
まぁ、いいけどさぁ!
NY「…オッパ。ナヨンおなかしゅきまちた。」
JN「あ、うん…」
寂しそうに先輩を見るテヒョン君だけど、肝心のソクジン先輩は、ナヨンちゃんにがっつり捕まってて、動けそうにない。
『あ、テヒョン君、』
JN「テヒョンア…」
NY「オッパ?」
そんな2人の様子を見て、静かにリビングを出ていったテヒョン君に、先輩も流石にまずいと思ったのか後を追おうとするけれどナヨンちゃんがそれを許すはずもない。
JN「ナヨン、ちょっと他のお兄ちゃん達と遊んでて?」
NY「いやっ!ナヨンはソクジンオッパがいいんでしゅ!」
JN「少しだけ。すぐに戻るから。」
NY「いやっ!!」
JM「ナ、ナヨン…っ」
NY「…?」
先輩に嫌々と首を振ってしがみつくナヨンちゃんに近付いたのは、なんと、さっきまで顔を青くしていたジミン君。
JM「ぼ、ぼくとあそぼ…?」
NY「いやっ!!」
JM「っ!!!
…、
ヒョンのこと、ちょっとだけテヒョンにかえしてあげて?」
ジ、ジミン君…!!
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タハ - 最初からずーっと読ませていただいてますが、やっぱりこのお話は面白いです!! これからの主人公とソクジンさんの展開、とても楽しみです☆ (2020年5月18日 9時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
bts-vminkook - 私、このお話大好きです!♪ 皆の個性がうまく書かれてて 本当に面白くて元気出ます! 主人公ちゃんがふざけるのが 好きです!♪*w これからも頑張って下さい! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4f9c9c509a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お塩50%さん» 何回も読んでくださったなんて、本当に嬉しいです!^_^続きについては、今ネタをまとめて少しずつ書き始めているので、近々公開できるかと思います!あと少しお待ちいただけると嬉しいです!(*^^*) (2019年12月16日 0時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
お塩50%(プロフ) - 何回か最初から読んでしまうほど面白い作品で、主人公とマンネラインの関係が結構好きで本当に読むたびに発狂させていただいてます。これからも更新してってください!ファイティン! (2019年12月14日 23時) (レス) id: e853a97352 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たまごさん» たまご様 とてもとても嬉しいお言葉をありがとうございます(>人<;)そろそろキム家が恋しく思うので、また続き書かせてくださいね(*^^*)私からもサランヘヨ!!もう一度読んでくださってありがとうございます!! (2019年12月10日 0時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年9月8日 20時