ピチピチギャル的な ページ14
『ヤー、ユンギさん。』
JK「ひょん！」
呼びかけても返事がないユンギ君。
本格的におやすみになられてるようだ。
JK「ひょん！みてっ！！ぐぅの！！！！」
YG「ぐはっ」
あー。
容赦ないジョングク君のタックルが決まり、無理矢理こちらの世界に連れてこられたユンギ君は、だるそーにのっそりと起き上がって、期待を込めた目で自分を見るジョングク君をじっと見つめる。
YG「なんだよ。」
JK「ぐぅのあたま！かわい？」
YG「あー、かわいいかわいい。」
JK「ヌナとおしょろいなの！
ヌナもかわい？」
YG「ヌナ？」
ちょ、やだ。
半分死んだ目でじっと私を見るユンギ君に、私の方がドギマギしてしまう。
YG「えと、ごめんなさい。いつもと何か違いますか？」
『はい、予想通りの回答ありがとうございまーす！』
はいはいはい。
期待なんてしてませんでしたよ！
だけどちょっと悔しくてふくれっ面を作る私をみてニヤニヤ笑う男に、大人気なく彼の生命線であるパラソルを閉じてやる。
YG「焼け死ぬ〜」
『ユンギさん、不健康ですよ。一緒に海行こうよ。』
JK「いこー。」
YG「えー。」
嫌そうな顔をするユンギ君の手を取り、私とジョングク君で無理矢理海の方へ連れ出す。
『こんなに暑いんだから、海に入った方が気持ちいいよ。』
YG「海ってベタベタするから嫌い。」
『女子か。』
JK「ヌナ、だっこ！」
『はいはい。』
ぬぅ。
私にぎゅっとしがみつくジョングク君の、なんと暖かいことよ。
…汗が止まらん。
それにしても、すごい人だな。
家族連れ、カップル、友達グループ、浜辺はたくさんの人で埋め尽くされている。
私達のすぐ隣を、キラキラした水着のギャル達がきゃぴきゃぴと楽しそうに笑いながら通り過ぎていく。
『どーよ。
やっぱ、ユンギ君もいい年頃だし。あーいうお姉さん見たらウハウハしちゃうわけ？』
YG「は？
あー。興味ない。
ていうか、あれヌナが笑われてるからね？」
『え。』
驚いて彼女たちの方を見ると、確かにこちらを振り返りながらクスクス笑っている。
え、なんで？
不思議に思って首を傾げたものの、子どもを抱き上げて滝のように汗を流し、思春期真っ盛りの中学生男子の手を引く若年寄は、人から見れば愉快なのかもしれない。
『ごめん、ユンギ君。恥かかせちゃった。』
慌てて彼から手を離すも…
『え』
すぐに繋ぎ直されて驚いて彼の顔を見る。
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タハ - 最初からずーっと読ませていただいてますが、やっぱりこのお話は面白いです！！ これからの主人公とソクジンさんの展開、とても楽しみです☆ (2020年5月18日 9時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
bts-vminkook - 私､このお話大好きです！♪ 皆の個性がうまく書かれてて 本当に面白くて元気出ます！ 主人公ちゃんがふざけるのが 好きです！♪*w これからも頑張って下さい！ (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4f9c9c509a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お塩50%さん» 何回も読んでくださったなんて、本当に嬉しいです！^_^続きについては、今ネタをまとめて少しずつ書き始めているので、近々公開できるかと思います！あと少しお待ちいただけると嬉しいです！(*^^*) (2019年12月16日 0時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
お塩50%(プロフ) - 何回か最初から読んでしまうほど面白い作品で、主人公とマンネラインの関係が結構好きで本当に読むたびに発狂させていただいてます。これからも更新してってください！ファイティン！ (2019年12月14日 23時) (レス) id: e853a97352 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たまごさん» たまご様 とてもとても嬉しいお言葉をありがとうございます(＞人＜;)そろそろキム家が恋しく思うので、また続き書かせてくださいね(*^^*)私からもサランヘヨ！！もう一度読んでくださってありがとうございます！！ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月8日 20時
