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ぶり返し ページ45

確かにユリの言う通りなのかもしれない。

実際、それが理由で言い合いになってしまったようなものだし…。




YR「ていうか、A。
なんか、顔色悪くない?」

『え?そう?』

YR「まだ風邪治りきってないんじゃない?」

『うーん?そうかな。
言われてみればちょっとだるいかな。』

YR「うわ。ちょっと今日はあまり近寄らないでくれる?」

『友達とは?』





絶好調ではないにしろ、全然働けるくらいだし。

動いていれば気にならなくなるだろう。








































なーんて考えていた数時間前の私は甘かった。




YR「ちょっと。もう今日は帰ったら?」

『大丈夫だいじょーぶ。』




嘘だ。

しょーーじき、かなりしんどい。

だけどこんな時に限って仕事は忙しくて。





「A、経理にこれ出してきてもらっていいか?」

『あ、はーい!』

YR「それ貸して。私が出しに行くからAはもう帰りな?」

『平気だよ!

これ出したら私も帰れるし、ユリは先に帰ってて。』

YR「…でも、」

『じゃ、行ってくるね!』






心配そうに私を見ていたユリに別れを告げ、上司から預かった仕事をとっとと終わらせる。




時刻は夜の8時。

こんな時間まで会社に残っているのは珍しい。


荷物を取りに事務所に戻った時、ちらっと先輩のデスクを見たけれど、今日は私の代わりにジョングク君を迎えに行ってくれてるのだからとっくに帰っていて。

ていうか、せっかく代わってもらってるのに残業してたら本末転倒だよね。



















『…、ハァ、つら…』



会社から出た頃には、いよいよ体調は悪くなっていた。

立っているのも辛いくらい。

朝は平気だったはずなのに、なんでだよー。











…先輩に、連絡してみようかな。

出来るだけ迷惑はかけたくないけれど、もうどうしようもなくなって携帯を手に取った時だった。




タイミングばっちりで画面に表示されたソクジン先輩の名前に、急いで通話ボタンを押す。





『先輩!?』

JN《あ、もしもしAちゃん?
良かった〜、遅かったから心配して…。
なんかあった?》

『あ…。

それが、』




答えようとして、電話の奥から聞こえてきた声に言葉を止める。





『…先輩、ジョングク君、泣いてます?』

JN《あ、うん…。

保育園行ってまた体調崩したみたいで、今も熱があって。

ずっとAちゃんのこと呼んでるよ。》

言えないよ→←ユリ姉さんのススメ



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ソクジン   
作品ジャンル:ラブコメ
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タハ - 飽きるなんてとんでもないですよー!とっても面白くて、一人で笑っています。なので家族に変な顔を向けられます 笑  3章も楽しみにしてます!! (2020年5月17日 21時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» いやいやいやいやいやいや!!とんでもないです!!(´;Д;`)でも大好きと言っていただけて嬉しいです!これからも楽しんでいただけるようにがんばりますね!(*^ω^*) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - cocoさん» わーん!coco様お久しぶりです!!( ; ; )大好きだなんて言ってくれて嬉しいです!(//∇//)私も書いてて楽しい作品なので、これからも頑張りますね!(^o^)変な天気が続いていますが、coco様もお体気をつけてくださいね(о´∀`о) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ヨナさん» ヨナちゃん ありがとうございます!(>人<;)ですよねーそう思ってなんとなく作り出したキャラの部長、かなり重宝しております…(^◇^) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アルムさん» アルム様 私もこの子どものくせに一丁前なこと言うユンちゃん気に入ってるので、三章楽しみにしていてください。えへ。嬉しいお言葉ありがとうございます!続きも更新がんばります!(o^^o) (2019年8月30日 20時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2019年7月19日 23時

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