情けなくて嫌になる ページ41
・
コンコンコン
『あ、はいっ！』
部屋に響いたノックに返事を返す。
開いた扉に期待を込めて顔を上げると…
YG「ヌナ？」
『あ、ユンギ君。』
私を見て、若干気まずそうに視線をそらすユンギ君が立っていた。
YG「…ジンヒョンじゃなくてごめん。」
『いやいや！なんで！
どうぞ、座って座って。』
ベッドの端に座って隣をポンポンと叩くと、ユンギ君は少し迷うようなそぶりを見せた後、私から少し距離を開けた場所にゆっくりと腰掛ける。
YG「どしたの今日。
いつもなら怒ったりしないのに。
…アレの日？」
『え！？なんでわかっ…
…ねぇ。私だから良いけど他の女の子にそれ言ったら一発アウトだからね？』
そう言った私に可笑しそうにケラケラ笑うユンギ君。
YG「あー、なんつーか…
ごめん。俺たちがビニヒョン呼んだから…。
ヌナは悪くないのに。
ヒョンには俺から言っておく。」
『ううん、ごめんね。
ユンギ君達のせいじゃないよ！私がちょっと馬鹿やっちゃって。』
YG「…なんか。
あんな風に感情的になるヒョンは初めて見た。」
『…、』
YG「でも、まーそれだけヒョンにとって…、
って、うわ、ちょっと、」
『…、ひっ、ごめ、』
耐えきれず泣き出した私を見て、ユンギ君が困った顔をしてると言うのに、じわじわと目に溜まる涙を止めることができない。
『どうしよう、ユンギ君…
先輩のこと怒らせちゃった…っ』
YG「あーあ、もう。
言っとくけど、俺こーゆう時の慰め方なんてわかんねーよ？」
口ではそう言ったユンギ君は、それでもその後も寄り添うように、私の側から離れずにいてくれた。
どうしたらいいかわかんねー…なんてぼやいていたけれど、側にいてくれるだけで私にとっては十分だった。
10歳も年下の男の子に慰められて…
つくづくポンコツな自分に嫌気がさす。
あの温厚な先輩を怒らせるなんて、ほんとに私は何やってるんだろう…。
でも、こんなにも重いくらいの気持ちが全然先輩に伝わっていないようで、どうしても悔しかったんだ。
そして。
泣きすぎたせいなのかなんなのか、
理由はわからないけれど、翌日私は馬鹿みたいに高い熱を出した。
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タハ - 飽きるなんてとんでもないですよー！とっても面白くて、一人で笑っています。なので家族に変な顔を向けられます 笑 3章も楽しみにしてます！！ (2020年5月17日 21時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» いやいやいやいやいやいや！！とんでもないです！！(´；Д；`)でも大好きと言っていただけて嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようにがんばりますね！(*^ω^*) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - cocoさん» わーん！coco様お久しぶりです！！（ ; ; ）大好きだなんて言ってくれて嬉しいです！(//∇//)私も書いてて楽しい作品なので、これからも頑張りますね！(^o^)変な天気が続いていますが、coco様もお体気をつけてくださいね(о´∀`о) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ヨナさん» ヨナちゃん ありがとうございます！(＞人＜;)ですよねーそう思ってなんとなく作り出したキャラの部長、かなり重宝しております…（＾◇＾） (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アルムさん» アルム様 私もこの子どものくせに一丁前なこと言うユンちゃん気に入ってるので、三章楽しみにしていてください。えへ。嬉しいお言葉ありがとうございます！続きも更新がんばります！(o^^o) (2019年8月30日 20時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年7月19日 23時
