寂しいよ【JN】 ページ3
「ああ。お前たち、こんなところにいたのか。
あれ、君は…」
「こんにちは。シヒョクさん。」
少し焦った様子で現れたのは、見たことのあるメガネの男性＿＿シヒョクさんと、2人の男の子。
子ども達は2人とも、なんとも言えない表情を浮かべていたけれど、どこか心細そうだった。
さっきから弟達を説得しようとしているユンギ君だって、本当は心細いに決まってるんだ。
SH「…そう。じゃあこの子達から話は聞いたんだね？」
「はい。
こんなこと僕が言うのもどうかと思いますが、その出張は、絶対行かなきゃいけないんですか？」
SH「…ああ。
この子達を置いてまで、いく意味があるのか僕にもわからない。
だけど、国から受け取った仕事なんだ。」
「国から！？！？」
スケールの大きさに、思わず大声が出る。
バカだな、僕は。
そりゃ、シヒョクさんにも都合がある。
子どもを置いていくのが平気なわけないのに。
「…それは、断れませんね。」
SH「はは、この子達には本当に悪いと思ってるよ。」
腕の中でぷぅぷぅと眠るジョングク君を、それは優しい眼差しで見つめ、本当に申し訳なさそうに彼はそう呟く。
SH「こんなに小さいうちから、親とも、兄弟とも離れなきゃいけないなんて。
まぁ、もちろん、すぐに戻って来るつもりだけどね！」
暗い空気になっていたことに気がついたのか、
明るく振る舞うシヒョクさん。
何か力になりたいと思うけど、僕にできることなんて何もない。
SH「お前たち、そろそろ行こう。
お世話になる家に挨拶しないと。」
YG「…父さん。
俺は1人でもいいから。
こいつらはいっしょにしてあげれない？」
SH「ユンギ…」
JK「ひょん…っ！」
淡々とそんなことを言うユンギ君に、何かを感じとったのか、ユンギ君に泣きながらしがみつくジョングク君。
こんなにも仲がいいのに、この子達、離れ離れになってしまうのか。
それは…
それは、とても…
服を軽く引っ張られる感覚がして、視線を落とすと、
テヒョン君が、ぎゅっと、
僕の服を握っていた。
TH「テテ、みんなだいしゅきなの…。」
大好きな人と、離れて暮らさなきゃいけないなんて、
それはとても、
…とても寂しいよ。
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タハ - 飽きるなんてとんでもないですよー！とっても面白くて、一人で笑っています。なので家族に変な顔を向けられます 笑 3章も楽しみにしてます！！ (2020年5月17日 21時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» いやいやいやいやいやいや！！とんでもないです！！(´；Д；`)でも大好きと言っていただけて嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようにがんばりますね！(*^ω^*) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - cocoさん» わーん！coco様お久しぶりです！！（ ; ; ）大好きだなんて言ってくれて嬉しいです！(//∇//)私も書いてて楽しい作品なので、これからも頑張りますね！(^o^)変な天気が続いていますが、coco様もお体気をつけてくださいね(о´∀`о) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ヨナさん» ヨナちゃん ありがとうございます！(＞人＜;)ですよねーそう思ってなんとなく作り出したキャラの部長、かなり重宝しております…（＾◇＾） (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アルムさん» アルム様 私もこの子どものくせに一丁前なこと言うユンちゃん気に入ってるので、三章楽しみにしていてください。えへ。嬉しいお言葉ありがとうございます！続きも更新がんばります！(o^^o) (2019年8月30日 20時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年7月19日 23時
