続★マシンヌンキム家 ２

そんなことある？ ページ16

MB「ジョングク君、ちょっとだけヌナと話してもいい？」

JK「だめぇ！」


ぎゅっと両手を握りしめてブンブンと首を振るジョングク君。


『ムンビン君、何か私に話、』

YG「あれ、ミンジュニヒョン、ビニヒョン、どしたの？」

MJ「あ、ユンギじゃん。」



戻ってきたユンギ君達に、ここにいる全員が気を取られた瞬間だった。



MB「ヌナ、ちょっと来て。」

『え？』

JK「あーーーーー！！」



私の手を取って走り出すムンビン君に、半ば引きずられるようにしてその後を追う。


後ろからは、ジョングク君が私を呼ぶ声が聞こえてきて。


まずいよ、これ帰った時が怖いよ。






『ね、ムンビン君！どこいくの？』

MB「ここ。入って。」




彼に入るよう促されたのは、何やら色々な機材が置かれた作業室のような場所。




『ここは…？』

MB「作業室だよ。ユンギもここでよく曲作ってる。」

『へぇー！』


じゃあ、ここは、ユンギ君の仕事部屋なんだね。

彼のことを新しく知れたようで、つい嬉しくなってしまう。

部屋中を隅々まで見ていると、クスリと聞こえた笑い声にムンビン君の方を振り返る。



MB「今、ユンギ達のこと考えてた？」

『あ、うん。わかるの？』

MB「わかるよ。保護者の顔してたもん。」

『あはは、お恥ずかしい。』



でへへと笑う私に、彼は首を振ってさらに笑みを深くする。




MB「そういうところ、好きになったのかな？俺。」

『…へ？』

MB「さっきも言ったけど…。




俺、ヌナのことが好きみたい。」



































『は？』







え、は？

い、いやいやいや。








『なんでそうなる！？

私達知り合ったばっかだよね！？』

MB「確かに会ったのは最近だけど、ヌナの話はずっと、ミンジュニヒョンやユンギ達から聞いてたから。

その度に会ってみたいと思ってたんだ。

…会ってみたら、聞いてた通りの人だった。」






な、なんてことだ。

若いって怖い！！！


じっとまっすぐに見つめられ、ソクジン先輩一筋の私でもさすがにドキドキしてしまう。



アイドルに告白される私♡なんて図に乗っている脳内の自分を張り倒し、意識をしっかり持つ事に努める。





『ごめんね、ムンビン君。


あのね、前に言えなかったけど…

私、実はソクジン先輩と、




お、お付き合いさせてもらってるんだ！！』

MB「みたいだね。」

『へ。』


































知ってるんかーい。

好きな人の1番→←君だけを見つめるよ

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