いつからが大人? ページ13
『す、すごい…!!』
YG「だって。」
NJ「ほんとに…!?」
『え、ほんとだよ!さっきまでのももちろん良かったんだけど、テーマが日常なら、厨二感が削られたこっちの方があってるとおもう!』
YG「誰が厨二だ。」
『おっぷす』
出来上がった曲に、パチパチと手を打つ私を見て、嬉しそうにはにかむナムジュン君にテラ萌。
私には、音楽の良し悪しなんて、聞いた感覚でしか判断できないけれど、それでも二人が作りあげた曲がとっても素敵なものであることはわかる。
YG「じゃ、ちょっとこれ事務所に出してくるわ。」
『え!?こんな時間に!?』
もう外は暗くなり始めていて、今出たら帰る頃には
暗くなってしまっているだろう。
YG「大丈夫だって。いくつだと思ってんの。」
『いくつになっても君は私の可愛い天使ちゃんだよ。』
YG「何言ってんの?まじで。」
眉間にしわを寄せて若干心配そうに私を見るユンギ君に唇を尖らせる。
全然本気なのに!
『そのくらい大事な子ってこと。ちゅ』
そう言って投げキッス決めたのに、即座に避けられてしまう。
そればかりか、ますます表情を硬くするユンギ君に、滑り散らかしたことよりも、様子のおかしい彼のことが心配になった。
『ユンギく、』
YG「…あのさ。
ヌナにとって、大人って何歳からなの?」
『…え?』
YG「ごめん、なんでもない。
とりあえずこれ、今日までだからどうしても行かなきゃ。
ナムジュン、お前も一緒に来て。」
NJ「わかった!」
『あ、私も行く!』
まだうとうとするジョングク君を起こしながら、
さっきのユンギ君の真剣な表情が頭から離れない。
…ユンギ君は、早く大人になりたいのかな?
大人になったって、何かがすごくよくなるというわけでもないのに。
なんでだろう。
私はもう少し、このままでいたいんだけどなぁ。
彼らの事務所に着いた時には、もうすっかり夜になっていた。
YG「じゃ、ちょっと先生のとこ行ってくるから、ヌナ達はここで待ってて。」
『わかったよ。』
ナムジュン君、と声をかけようとしたところで、じっとユンギ君を見つめる彼に気がつく。
NJ「…ヒョン、あのさ、俺も一緒に行ってもいい?
言ってなかったけど、俺、」
YG「作曲してるんだってな?」
NJ「え。」
YG「ホソクから聞いた。
それに、お前も付いてくるのは当たり前だろ。
これは二人で作った曲なんだから。」
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タハ - 飽きるなんてとんでもないですよー!とっても面白くて、一人で笑っています。なので家族に変な顔を向けられます 笑 3章も楽しみにしてます!! (2020年5月17日 21時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» いやいやいやいやいやいや!!とんでもないです!!(´;Д;`)でも大好きと言っていただけて嬉しいです!これからも楽しんでいただけるようにがんばりますね!(*^ω^*) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - cocoさん» わーん!coco様お久しぶりです!!( ; ; )大好きだなんて言ってくれて嬉しいです!(//∇//)私も書いてて楽しい作品なので、これからも頑張りますね!(^o^)変な天気が続いていますが、coco様もお体気をつけてくださいね(о´∀`о) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ヨナさん» ヨナちゃん ありがとうございます!(>人<;)ですよねーそう思ってなんとなく作り出したキャラの部長、かなり重宝しております…(^◇^) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アルムさん» アルム様 私もこの子どものくせに一丁前なこと言うユンちゃん気に入ってるので、三章楽しみにしていてください。えへ。嬉しいお言葉ありがとうございます!続きも更新がんばります!(o^^o) (2019年8月30日 20時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年7月19日 23時