仲直りしようよ ページ34
TH「ジミナ！！」
私の腕を振り切ったテヒョン君が、扉を開けてジミン君の元へ駆け寄る。
JM「テヒョンア？」
TH「テテ、ジミナのことだいすきだよ！きらいじゃない！！」
JM「…でも、
でも、テヒョンイはもう、おともだちいるでしょ？」
TH「え…？」
JM「ぼくよりも、おともだちのほうがいいんでしょ？」
じっとジミン君に見つめられたテヒョン君は、ぽかんと口を開けたまま固まってしまう。
JM「ぼくのことなんてもう、どうでもいいんだ。」
TH「…っ、ジミナのばか！！！！」
『あ、テヒョン君！！』
目にいっぱいに涙を溜め、ジミン君に向かって叫ぶと、勢いよく部屋を出て走り去ってしまった。
そんなテヒョン君に、今度はジミン君の方が驚いて固まっている。
『ジミン君、どうしてあんなこと言ったの？』
JM「だって…。
テヒョンア、しょうがっこうでおともだちたくさんできて、ぼくとあそんでくれなくなったんだもん。
ぼくは、…テヒョンがいちばんなのに…っ」
ポロポロと泣き始めたジミン君を抱き寄せる。
あーもう、どうしてもっと早くこの子の悩んでいることに気づいてあげられなかったんだろう。
JM「ヌナ、どーしよう。
テヒョンイ、おこってた…っ、
ぼく、きらわれちゃったかな…？う、」
『…嫌うわけないよ。テヒョン君が怒ったのは、ジミン君のことが好きだからだよ？』
JM「…、そ、なの？？」
『うん。
だから、ほら。ヌナとテヒョン君のこと探しに行こう。じゃないとあの子、迷子になっちゃうから。』
JM「…うん。」
まだ目が赤いジミン君の手を引き、家を出てある場所へと向かう。
こういう時に、テヒョン君が行く場所はいつも決まっているから。
早く見つけてあげなくちゃ。
JM「テヒョンア！！」
『テヒョン君！』
TH「…」
思った通り。
いつもの公園のいつもの場所。
滑り台のてっぺんで膝を抱くテヒョン君を見つけてジミン君と2人で彼に声をかけるけれど、プイと顔を背けて返事をしてくれない。
そうだ！
ジミン君に耳打ちをして、回り込んで滑り台の階段を上る。
『テヒョンくーーん！！
捕まえにきたぞぉぉおお！！』
TH「わ。」
背後から詰め寄った私に驚いたテヒョン君が、慌てて滑り台をちゅるちゅると滑る。
そして、そのまま…
ぽふっ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3435人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タハ - 飽きるなんてとんでもないですよー！とっても面白くて、一人で笑っています。なので家族に変な顔を向けられます 笑 3章も楽しみにしてます！！ (2020年5月17日 21時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» いやいやいやいやいやいや！！とんでもないです！！(´；Д；`)でも大好きと言っていただけて嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようにがんばりますね！(*^ω^*) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - cocoさん» わーん！coco様お久しぶりです！！（ ; ; ）大好きだなんて言ってくれて嬉しいです！(//∇//)私も書いてて楽しい作品なので、これからも頑張りますね！(^o^)変な天気が続いていますが、coco様もお体気をつけてくださいね(о´∀`о) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ヨナさん» ヨナちゃん ありがとうございます！(＞人＜;)ですよねーそう思ってなんとなく作り出したキャラの部長、かなり重宝しております…（＾◇＾） (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アルムさん» アルム様 私もこの子どものくせに一丁前なこと言うユンちゃん気に入ってるので、三章楽しみにしていてください。えへ。嬉しいお言葉ありがとうございます！続きも更新がんばります！(o^^o) (2019年8月30日 20時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミロ
| 作成日時：2019年7月19日 23時
