4日目 ページ31
JM「ぼ、くに？」
「そう。」
ポカンと口を開けたまま固まるジミン。
「あなたの優しさや強さに触れて、私も最初の頃の気持ちを思い出した。
私は医者になって、怪我や病気を治すこともそうだけど、なにより、患者の心を救える人になりたかったの。」
JM「こころを？」
「うん。不安な時は寄り添って、辛い時は一緒に落ち込むし、うまくいったら一緒に喜ぶ。
そんな心に寄り添える医者になりたかった。
ジミンは、それを思い出させてくれた。」
私の話を聞いて、ブンブンと首を横に振る彼。
JM「ぼくは、なにもしてない。」
「そんなことない。ジミンは初めてあった時から、たくさんの優しさを私にくれたよ。
それに、体が不調でも、ファンの人のために頑張れる強さもある。
そんな姿を見て、私も頑張らなきゃって思ったんだよ。」
「だから、私と出会ってくれてありがとう。
ジミン。」
本当に、あの日あの路地裏であなたと出会えたことで、私の一生分の運を使い果たしたと言っても過言じゃない。
それでも構わないと思えるくらい、私はジミンに会えて良かったと思ってる。
JM「そんなの、ぼくもおなじだよ。」
「…え？」
JM「ぼくだって、Aにすくわれた。
こころも、からだも。」
彼の顔を見ると、瞳は今にも涙がこぼれ落ちそうな程に潤んでいた。
「泣かないで…。」
JM「…っ。ぼくだって、Aにあえてよかった。Aといるじかんは、いつもしあわせだよ。」
「ジミン…。」
JM「だけど、いまはつらい。あしたには、おわかれしないといけないでしょ？」
「…。」
JM「ねぇ、こころがくるしい。いやだ。はなれたくない。」
手が、
痺れたような感覚。
呼吸の仕方を忘れてしまったよう。
もう、ただただ苦しい。
JM「すき。」
「っ」
JM「きょうだけ…
ゆるして。」
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きの - 1本ドラマを見たような満足感とファンとしての満足感が素晴らしい作品でした！興奮して寝れなそうです笑 (2021年8月8日 0時) (
レス) id: 5f6e363266 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - わぁ！看護師さんなんですね！それはやっぱり続き書かないと…！(o^^o)感情移入してくださって嬉しいです！(*^^*)私もこの2人はとても好きな2人なので、続きを書く日を楽しみにしています！^_^ (2019年5月29日 0時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - ミロさん» 本当ですか！！凄く嬉しいです(≧∀≦)看護師なので、ヒロインがお医者さんなのもなんだか感情移入してしまって…(笑)続きを楽しみにしてます！！ (2019年5月26日 19時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お月見さん» 読んでいただいてありがとうございます(o^^o)私も2人が再会できるのか気になるところなので、また是非続き書きたいと思ってます！その時は是非よろしくお願いします(*^^*) (2019年5月26日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - すごく素敵なお話でした。続きが読みたいです…！！！ (2019年5月24日 20時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年4月17日 22時
