2日目 ページ11
とんでもなく慌ただしかった1日目を終え、韓国旅行2日目の今日は、一日中ソウルでの買い物を楽しんだ。
コスメも安いし、服も可愛いのに安い！
ご飯も安い！
安い！しか言ってないけど、本当に安いんだ。
あっという間に夕方になり、帰りの電車に乗って携帯を触っていると、ふと見慣れない名前の電話履歴が残っていることに気がつく。
「何これ…。ハングル文字？だよね。…読めん。」
私の携帯から発信しているその履歴は、時間でいうとちょうどジミンさんが私の部屋にいた頃。
…まさかね。
まさか、なんて思いながら、少しだけ期待してしまう。
期待ってなんの？
そう聞かれたら困ってしまうわけだけど。
何故だか、今日もショッピングを楽しみながらも、彼のあの、柔らかい笑顔が忘れられなかった。
と、
「うわっ！」
突然震えだした自分の携帯に、驚いてぶん投げようとしたのをなんとか思いとどまる。
携帯の画面には、【지민】と、【着信中】の文字。
電車が駅に着いた瞬間、すぐさま飛び降りて電話に出る。
「…はい。」
《あ！出たー！こんにちは！僕は、テヒョンといいます！》
え？
「あ、アニョハセヨ？」
ひとっつもわからなかった恐らく韓国語であろう言葉に、とりあえず挨拶を返す。
ていうか、この声どう考えてもジミンさんじゃない！
携帯の向こうから、あいさつしたー！という声が聞こえてくる。
はは、元気だなぁ。
JM〈바보！저쪽 가라！
…あ、あの…ジミンです…。〉
「…はい。」
やっとこさの聞き覚えのある声にホッとする。
JM〈さっきは、かってにいって？かえって？ごめんなさいです…。〉
「ああ。気にしてないですよ。それより、体は大丈夫ですか？」
JM〈だいじょ…！
だいじょうぶじゃないです！〉
「え？？」
全然大丈夫そうな元気な声で、大丈夫じゃないと言い切るジミンさん。
JM〈僕、ほんとにだいじょうぶじゃないです…〉
「え？あの、ジミンさん？一体どうしたんですか？」
本当にか細い声になってしまった彼。
どうしたというんだろう…。
JM〈だから、また、あなたにあいにいってもいいですか？〉
「え？」
JM〈もう一度、あいたいです…。〉
まさかのお誘いに、今度こそ携帯をぶん投げてしまった。
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きの - 1本ドラマを見たような満足感とファンとしての満足感が素晴らしい作品でした！興奮して寝れなそうです笑 (2021年8月8日 0時) (
レス) id: 5f6e363266 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - わぁ！看護師さんなんですね！それはやっぱり続き書かないと…！(o^^o)感情移入してくださって嬉しいです！(*^^*)私もこの2人はとても好きな2人なので、続きを書く日を楽しみにしています！^_^ (2019年5月29日 0時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - ミロさん» 本当ですか！！凄く嬉しいです(≧∀≦)看護師なので、ヒロインがお医者さんなのもなんだか感情移入してしまって…(笑)続きを楽しみにしてます！！ (2019年5月26日 19時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お月見さん» 読んでいただいてありがとうございます(o^^o)私も2人が再会できるのか気になるところなので、また是非続き書きたいと思ってます！その時は是非よろしくお願いします(*^^*) (2019年5月26日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - すごく素敵なお話でした。続きが読みたいです…！！！ (2019年5月24日 20時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年4月17日 22時
