ピンキーリング ページ6
TH「…こんなの聞いてない…」
『…え？』
TH「今すぐ脱いで」
『ええ！？』
またご冗談を！と笑おうとしたのに、テヒョン君の目がまじすぎて舌を噛んだ。
TH「だめだって、本当にもう…」
『怒らないでよー』
TH「Aに怒ってないよ。
これからAを目に映すだろうやつらに怒ってるの」
『。』
TH「本気でそのかっこで外出るの？」
『しゃかりき働くつもり』
TH「しんぱい！！」
『ねぇどうしたのほんとに？』
無意識なのかずいずいと迫ってくるテヒョン君に、いつの間にか教室の隅っこまで追いやられていた。
恐る恐る背の高いテヒョン君見上げる私に気づいた彼は、一瞬きょと、とした顔をしたあと。
TH「大事なこと言ってなかった」
『え？』
TH「可愛いよ。すごく」
『…、ありがとう』
いつもの四角くて甘い笑顔をお見舞いされて、腰が砕けそうになった。
『テヒョン君もかっこいい！』
TH「そう？」
にこにことお互いに笑いあっていると、そうだ。と言って、小指にはめていたピンキーリングを外し、そのままそれを私の薬指にはめて満足気に微笑んだテヒョン君。えー
『なんで？』
TH「それ絶対外しちゃダメだからね」
『え、でもこれ高そー。
汚しちゃうかもしれない』
TH「いいから」
外そうとしてもジャストフィット過ぎてなかなか滑らない指輪に、諦めてじゃあ借りるね。と伝えると彼はとても嬉しそうに笑っていた。
JM「おーい、いつまでそこにいるんだよ。
2人でもぞもぞ動くなよいかがわしいわ」
すぐ近くでジミンの小言か聞こえ、カーテン族を脱退する前にもう一度テヒョン君を振り返る。
『そうそう。ミスコンがんばってね！』
TH「あー…やだな」
『大丈夫！テヒョン君なら！かっこいいもん！』
本当に？と尋ねる彼にうんうんと首がちぎれるくらい頷く。
TH「じゃあ、もし優勝したら…
俺にごほうびくれる？」
『え…。
うん、いいよ！バイトしてるし！』
TH「良かった。新しいバイクが欲しくて」
『おいおいおい』
全力でツッコミに行く私に、ケラケラと笑うテヒョン君。
テヒョン君が笑うと、目の前で光が弾けて眩しい。
JM「あの。クラス間違えてませんか？」
『むしろ安心したよ』
カーテンを出てすぐ向かい合ったジミンが、私の姿を見てすぐさまわざとらしい余所行きの笑顔を作った。
悔しいけど、ウェイター姿がかなり様になってるジミンはこの際どうでもいい。
さぁ、私の本命はいずこ！？
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ミロ(プロフ) - ももなさん» ももなさん！私も大好きですよ！(o^^o)少しでもあったかい気持ちになってもらえてたら幸せです！(TT) (2020年10月23日 23時) (
レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» 私も大好きです！！！ (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» カズしゃん！この主人公心の声もガバガバなんでちょっと尊敬しています笑読んで下さりありがとうございます(>人<;) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - 大好きですミロさん！！！！本当にミロさんのお話は全部あったかいです(TT) (2020年10月22日 0時) (レス) id: 01ec482e54 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みろしゃん…もう大好き！！主がクラスの女子に好かれてる感じも好きだし、あんまり怯まない主好きっす！！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年10月18日 18時
