ごめん ページ28
ユナさんとテヒョン君の物語がどんなものだったかは知らないけど、それは二人だけが知っていれば良いものだと思うけれど、それと同じように私とテヒョン君の物語だってちゃんとある。
YN「でも…、だったらなんで…」
『わー！今度は泣くの！？』
YN「うるさい！」
私を睨んだままじわーっと目に涙を貯め始めたユナさんに一気に焦りだす。
『ごめん、ちょっと言い方キツかったかな！？
でも誤解されたくなくて…』
YN「なんなの…。まじでうざい。
あんたなんか…っ」
そう言って、ぐっと私の胸ぐらを掴んだユナさんにぎょっとする。
嘘…、投げられる…！？
「待って待って」
YN「…あ」
胸元から手を離されて、ユナさんの揺れた瞳の向く先を追って振り返ろうとしたけれど、
後ろからつつみこまれるようにして感じた背中の温かさに身体が固まってしまった。
TH「びっくりした…。
…ユナ、ごめんね」
YN「…え？」
TH「俺、ユナがあの時そんな風に思ってたなんて気が付かなかったんだよ。
って、言い訳だよね」
YN「嘘…さっきの聞いて…？」
TH「…ごめん」
『え』
え？
聞いてたの？
TH「傷つけてごめん」
YN「…
もういいよ」
ガクン、と肩を落としたユナさんに、私を抱きしめるテヒョン君の腕に力が入った。
YN「でも、やっぱりひどいよね。そんな風に見せつけるなんて」
TH「…ね。俺もそう思う」
YN「最低。
…いいよ。テヒョン変わった。
そんな風になったって知ってたら声なんかかけなかった。
でもさ」
TH「え？」
YN「テヒョンが私の気持ちに気が付かなかったのは、やっぱりそれほど好きじゃなかったからだと思うよ」
TH「…」
YN「まあ今は違うみたいだけど。馬鹿らし。ほんと時間の無駄！」
そう吐き捨てるように言って私達に背中を向けたユナさんは、一度振り返って私の方を見ると、
YN「謝らないから」
とだけ言ってさっさと歩いていってしまった。
『…いい性格してるよね』
TH「ほんとに」
テヒョン君の顔を見上げ、顔を見合わせて笑い合う。
『てかさ、さっきの聞いてた？』
TH「なにを？」
『え？まぁ聞いてなかったなら…』
TH「《知らないのはそっちじゃん！》からなら聞いてたけど」
『それ最初からだよね！』
恥ずかしい！
ぐわーって顔に熱が集まり、慌ててテヒョン君の手から逃れようとしたけれども彼の腕がそれを許してくれなくて。
『離してー！』
TH「やだ」
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ミロ(プロフ) - ももなさん» ももなさん！私も大好きですよ！(o^^o)少しでもあったかい気持ちになってもらえてたら幸せです！(TT) (2020年10月23日 23時) (
レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» 私も大好きです！！！ (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» カズしゃん！この主人公心の声もガバガバなんでちょっと尊敬しています笑読んで下さりありがとうございます(>人<;) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - 大好きですミロさん！！！！本当にミロさんのお話は全部あったかいです(TT) (2020年10月22日 0時) (レス) id: 01ec482e54 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みろしゃん…もう大好き！！主がクラスの女子に好かれてる感じも好きだし、あんまり怯まない主好きっす！！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年10月18日 18時
