放課後の教室 ページ3
『…ありがとう』
TH「うん。どういたしまして」
素直にお礼を言うと、それは嬉しそうに笑ってくれたテヒョン君にまた体中がこそばゆいような不思議な感覚になった。
TH「今、教室で役割分担の話してるよ」
『そっか。とりあえずチェウォン、ジミン、テヒョン君は接客決定だよね』
収益化を図るためにと、水面下では衣装版がかなりはりきって当日の衣装を制作している。
TH「Aは何やるの？」
『私は裏方かなー』
TH「なら俺も裏方にする」
『え、
「「「「それはだめ！！」
うん、だめだよ』
教室の扉を開いた途端
どこで聞き耳を立てていたのか数人の女の子がぐいっと身を乗り出してテヒョン君に異議を唱える。
CW「A、すごいよ。衣装これだって」
『うわ！かっわいー！！』
裾の広がり方が可愛い黒のワンピースに白いふわふわのエプロン。
ちょっと大人っぽくて、高級感がある！
『絶対チェウォンに似合う！！』
CW「Aも接客やろうよ」
『金にならん』
私より可愛い子は他にいっぱいいるんでね。
ちなみに男の子のは？と衣装を見てみると、うん。こっちもかっこいい。
「ねぇ、テヒョン君裏方に行くって本当！？」
TH「うーん」
はしゃぐ私達のすぐ隣では女の子たちは必死の説得を試みていた。
「だめ！絶対許さない！」
「もう勝手に採寸しちゃおうか！」
TH「ちょっとちょっと」
一致団結した女の子たちのパワーはすごい。
戸惑うテヒョン君を無理やりひっぱり、家庭科室に向かったのは衣装係だけではない。
あわよくば素肌のひとつやふたつでもという輩がまとめて教室を出ていってしまった。
CW「ごめんねA、私もそろそろ部活行かなくちゃ」
『うん！頑張ってね』
チェウォンも出ていって、ぽつんと残された部屋で、少しでも準備を進めようと裁ちばさみ片手に布を広げた。
夕日の差す教室。
文化祭の準備で散らかった床を見ていると、なんか青春っぽいなと胸がいっぱいになった。
「…一人？」
『あ。ジョングク君』
教室の扉からひょっこりと顔を出したうさぎ顔。
部屋の中を見渡してからずんずん近づいてきた彼に頷くと、どっこいしょって隣にこしかけて「これ切ればいいの？」と布を手にとった。
『うん。テーブルクロスにするから、線に沿って…』
JK「ん」
驚いた。
まさか手伝ってくれるとは思ってなかったから。
あぐらをかき、ちょきちょきとハサミを動かす以外にも器用な手。
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ミロ(プロフ) - ももなさん» ももなさん！私も大好きですよ！(o^^o)少しでもあったかい気持ちになってもらえてたら幸せです！(TT) (2020年10月23日 23時) (
レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» 私も大好きです！！！ (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» カズしゃん！この主人公心の声もガバガバなんでちょっと尊敬しています笑読んで下さりありがとうございます(>人<;) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - 大好きですミロさん！！！！本当にミロさんのお話は全部あったかいです(TT) (2020年10月22日 0時) (レス) id: 01ec482e54 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みろしゃん…もう大好き！！主がクラスの女子に好かれてる感じも好きだし、あんまり怯まない主好きっす！！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年10月18日 18時
