元カノ ページ24
『ねぇ、テヒョン君』
TH「んー？」
『どうして今日、私を…』
「あれ？テヒョン…？」
ん？
TH「ユナ…？」
「久しぶりだね」
テヒョン君に何やらとても親しげに話し掛けてきたのは、他校の制服を着たやたらと綺麗な女の子。
ちらっと目があったので頭を下げたら、華麗なまでに無視をされた。おい！！！
YN「私友達と来てたんだけど、テヒョンもそう？」
TH「うん、そうだよ」
YN「やっぱり」
『こんにちは、イ・Aです』
YN「…、テヒョンさ、映画見た後暇？私達見終わったら解散する予定なんだけど」
『。』
おかしいな！私は今透明人間にでもなっているのだろうか！！
…まぁ、でも。
この子、どう見てもテヒョン君に気がありそうだし。
『テヒョン君、私のことなら気にしなくていいよ』
TH「…何言ってるの？」
『え？』
TH「俺はAのことしか気にならないのに」
『…え？』
YN「は？」
TH「ごめんねユナ。映画見た後も全然暇じゃないから。ほら、友達待ってるよ」
YN「…なにそれ。テヒョンつまんなくなったね」
キッとテヒョン君のことを睨みつけ、ぷりぷりと歩いていってしまったユナさんに唖然とする。
見た目の割に気の強い子だったな。
『良かったの？怒らせたみたい』
TH「全然いい」
『えと…もしかして元カノとか？』
TH「…うん」
『やっぱり！それならやっぱり話してきたほうが良いんじゃない？
大事な話かも…っ』
…おや？
テヒョン君の私を見る目が変わった気がして思わず口をつぐむ。
じとーっと何かを避難するような目。
TH「今更話すことなんてないよ。
それに、俺はふられたんだよ？」
『あ…そうなんだ』
TH「うん。簡単に譲ろうとしないで。さみしくなる」
『！ごめんね！』
しゅんと俯いたテヒョン君に慌てて彼の腕をひくと、そのままその手をとられてぎゅっと手を握られた。
『えっ』
TH「映画館入るまで。いいでしょ？」
にこっと笑ったテヒョン君に、ことわる理由も見つからなくてコクコクと頷く。
シアタールームに入ると、中はもう真っ暗で、足元もよく見えなかったから繋がれた手がとても頼もしく感じた。
…暗くて良かった。
多分今私、顔真っ赤だと思うから。
映画は、思ってた以上に良い作品だった。
主人公の女の子は平凡などこにでもいる学生で、ある日学校近くの立入禁止の森に迷い込んだことである青年と出会う。
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ミロ(プロフ) - ももなさん» ももなさん！私も大好きですよ！(o^^o)少しでもあったかい気持ちになってもらえてたら幸せです！(TT) (2020年10月23日 23時) (
レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» 私も大好きです！！！ (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» カズしゃん！この主人公心の声もガバガバなんでちょっと尊敬しています笑読んで下さりありがとうございます(>人<;) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - 大好きですミロさん！！！！本当にミロさんのお話は全部あったかいです(TT) (2020年10月22日 0時) (レス) id: 01ec482e54 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みろしゃん…もう大好き！！主がクラスの女子に好かれてる感じも好きだし、あんまり怯まない主好きっす！！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年10月18日 18時
