テヒョンが1番 ページ14
JK「はい」
『…ありがとう』
JK「ちょっと遊んじゃった」
『え？』
私にカメラを返し、少しだけ気まずそうに顔を逸らしたジョングク君を見て、それからちょっと考えて、プレビュー画面を見てみると…
『すご…』
JM「何？」
そこには、さっきまでステージで美しく舞っていたジミンの姿が完璧に収められていた。
…テヒョン君といいジョングク君といい。
『なんでこんなに撮るのうまいのー？』
JK「別にうまくない」
私の中の勝手な解釈では。
人物を撮るのがうまいひとは、人間を愛しているひと。
だから、愛に溢れたテヒョン君の撮った写真がとても素敵だったのはやっぱりかって、納得できた。
ジョングク君が人物を撮るのがうまかったことは…
JK「は？なんでちょっと涙ぐんでるの？」
『…ううん、なんでもない』
とても嬉しかった。
どんな世界をその瞳に映しても、人を好きでいてくれることが嬉しかった。
嬉しくて、涙が出た。
JK「バカ。勝手に決め付けないでよ」
『…そだね』
ジョングク君は、ずびずびと鼻をすする私を見て呆れたように笑い、それからとても不器用に頭を撫でてくれた。
JM「あのさ、お前らたまに二人の世界入ることない？」
そんな私達を見て、置いてけぼりにしないでよ。とジミンが不満そうに腕を組んでいた。
『うらやましかろう？』
JM「この尻軽女が」
JK「テヒョン達出てきた」
軽口の叩き合いを始めた私達の間に入り、ステージを指差したジョングク君に大きな歓声の中登場した私達自慢の美男美女一組を見つける。
うちの学校のミス＆ミスターコンは、各学年男女一人ずつが選ばれてその中からうちの校長が独断と偏見でミスとミスターを決めるというめっちゃくちゃアバウトなルール。
だからまぁぶっちゃけ校長の好みで決まる。
でもさ、１年生も３年生もさすがに可愛かったりかっこよかったりする人が選ばれてきてるけどさ、やっぱりうちのチェウォンとテヒョン君が一番じゃない？なんて思うのは身内フィルターかしら。
JK「何言ってるの？」
『え？』
JK「テヒョンが一番に決まってるじゃん」
『…さすが。強火ペンは心構えが違うわ』
大好きなテヒョン君の優勝を信じて疑わないジョングク君にちょっと笑いながら、ステージの上で愛想笑いをうかべるチェウォンと何故かめちゃくちゃ真顔のテヒョン君にカメラを向ける。
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ミロ(プロフ) - ももなさん» ももなさん！私も大好きですよ！(o^^o)少しでもあったかい気持ちになってもらえてたら幸せです！(TT) (2020年10月23日 23時) (
レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» 私も大好きです！！！ (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» カズしゃん！この主人公心の声もガバガバなんでちょっと尊敬しています笑読んで下さりありがとうございます(>人<;) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - 大好きですミロさん！！！！本当にミロさんのお話は全部あったかいです(TT) (2020年10月22日 0時) (レス) id: 01ec482e54 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みろしゃん…もう大好き！！主がクラスの女子に好かれてる感じも好きだし、あんまり怯まない主好きっす！！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年10月18日 18時
