その瞳で生きていくこと ページ45
・
�爛船腑鷏�の目に映る世界は綺麗なんだね��
あんなこと、よくもまぁ軽々しく言えたもんだ。
JK「あいつらまじで許さない」
『…そんなに酷いこと考えてたの？』
JK「車に連れ込んで、人気のない適当な所に着いたらそこで…」
『あ、そこまででいいです。やっぱり聞く勇気ないです』
まじで！
ジョングク君が見つけてくれて良かったぁ…
…でも、本当に？
抱きしめられているのか、はたまた私の方が抱きしめているのか。
ジョングク君はきっと、とても繊細な人。
心が綺麗だから、真っ白だから、
悪い考えが伝わってくると、人一倍疲れちゃうんだね。
この人にとって、
良いばかりじゃない感情を持ち生きるひと達の心が見えてしまう世界は、どれだけ生きづらいんだろう。
『大丈夫だよ。私もう怖くない』
JK「…嘘」
『聞いてくれ。人にはね、本音と建前っちゅうもんがあるのよ』
JK「なにそれ」
私にしがみつくように腕を回す彼の声が耳元で聞こえて少しくすぐったい。
『大丈夫って言ってたら大丈夫になるんだよ。
心とはウラハラでも、言霊ってのがあるでしょ？』
JK「根性論？」
『そうとも言う』
ね？
私はもう大丈夫。
言霊の力を授かったから。
『だから、ジョングク君』
JK「…ん？」
笑って？
JK「…」
『…』
JK「…ほんとさ」
『うん』
JK「…馬鹿だよね？」
ですよね。
ここ一番の、かつてジミンに「お願いだから近寄らないで」と言わせたとっておきの変顔を披露した私の肩を抱き、勢いよく自分から剥がしたジョングク君に、ちぇっと舌打ちする。
『笑えよ』
JK「笑えないって」
と言いつつ、少しだけ震えている肩にうけけっと笑う。
『ジョングク君！』
JK「何？」
『…あ』
TH「A？」
おお、なんだかデジャブ。
遊園地の時と同じように、肩で息をしたテヒョン君が現れて、すぐにジョングク君との距離が開いた。
TH「大丈夫？
何もされなかった？」
すぐに目の前にしゃがみこみ、私の両頬をその大きな手で包み込むと、全身をくまなくチェックするテヒョン君の視線に今はとにかく大人しくしておく。
『大丈夫。何もされてないよ』
TH「そっか…。
あいつらもう、二度とAの前には現れないから安心してね」
『え？うん。
え？』
あいつらって先輩の事だよね。
どゆこと？って聞きたかったけど、いつもと違う雰囲気のテヒョン君にそれ以上は聞けなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミロ(プロフ) - ぺんぎんみなり。さん» ありがとうございます！少しずつ進めていってるので早くこちらにも載せられるように頑張りますね！(o^^o)嬉しいお言葉をありがとうございます！(TT) (2020年9月26日 22時) (
レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぎんみなり。(プロフ) - colorful、たくさんの展開にドキドキしながら読ませてもらってますっ！Twitterをやっていないので、完結して、こちらでも読めるようになるように待ってます！ミロさんのペースでゆっくり頑張ってください。 (2020年9月13日 7時) (レス) id: 0f0b607e0f (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - hirotdmさん» 優しくて暖かいお言葉をありがとうございます。2章必ず完結させてここに持ってきますので、少しお待ちいただけると嬉しいです。頑張ります。本当にありがとうございます！！ (2020年9月10日 15時) (レス) id: b1cdd73458 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - りんごさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！(＞＜)2章も頑張りますので、宜しくお願いします！(o^^o) (2020年9月10日 15時) (レス) id: b1cdd73458 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 楽しいお話をありがとうございました。ミロ様の作品は最高に面白くてどんどん引き込まれていきました。更新をこちらでお待ちしてます。楽しみにしているので必ず帰って来てくださいね！暫くのお別れは寂しいですが我慢して大人しく待ってます。 (2020年9月9日 15時) (レス) id: 55697896ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミロ
| 作成日時：2020年8月20日 22時
