まるで、王子様 ページ7
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気がついたら、煌びやかな宮殿の中に立っていた。
見覚えのある時代設定に、ときめきが止まらなくなる。
だって、この世界は…！
【A？】
『…っ！！！
ロイ、様…！！！』
何度も何度も繰り返しプレイした、『王宮イケメンパラダイス』の世界なんだもの！
【会いたかったよ、A。】
『私もです！！大好きです！！』
今日も素敵なロイ様。
両腕を広げた彼に駆け寄り、思い切り抱きつく。
ああ。
やっと、彼に触れることができた…！！
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
『もうなんか、死んでも良いって感じ。』
「えー、それは困る。」
『……
お？』
耳元で鳴ったのは、さっきまでのミルキーボイスではなく、聴き慣れた低い声。
目の前には、ロイ様に負けず劣らずの美貌を誇る男が目をパチクリさせる私をその大きな瞳に映している。
『なんで、テテオッパが私のベッドにいんの？』
TH「おはよう、A。
今日も世界一可愛い。」
『私めちゃくちゃ良い夢見てたんですけど、』
TH「夢？
へぇ。」
さっきまでとろけるほど甘く笑っていたくせに、突然色を失ったオッパの瞳におっと。と目をそらす。
TH「夢の中で、誰にこんなことしてたわけ？」
『うぉっ！
やめてください顔面凶器ぃ！！』
ロイ様の夢の延長線でオッパに抱きついてしまってたらしい私。
すすっと腕をひっこめようとすると、それをガシッと掴まれてもう一度私の手がオッパの首に回る。
ぐっと至近距離に迫ったテテオッパの整った顔の迫力といったら。
…怖。
『だってぇ！
ロイ様が夢に出てきたんですもん！！
念願のぉ！』
TH「ああ、ロイ君ね。」
なら、いーよ。と再びにへっと笑ったオッパに一安心する。
よいしょっと私の腰を引き寄せて、しっかりと体を密着させると満足げにもう一度微笑み、うとうとと眠りの中に落ちていこうとするオッパ。
昔と比べてがっしりとしたその腕は、枕にするのにちょうどよくなったなぁなんて思いながら、私ももう一度ロイ様に会いにいこうと瞳を閉じる。
あれ。
なんか忘れてる気がする。
バン！！！
JM「…ねぇ。
2人とも殺されたいの？」
「「…おはようございます。」」
しまった。
今日は出国日だった。
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ぷりんちょ - ミロさん初めまして！最近読み始めた者です。このシリーズ完全にはまり始めちゃってるこの頃何ですが、応援したいと思います.！頑張ってください〜！！ (2020年8月18日 10時) (
レス) id: 394a2dac63 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Bigloveさん» ユンギさんずるいですよねーーーーっ！って思ってもらえるユンギさんが書けるようになりたい今日この頃です(*^^*)2章も頑張りますね！ゆるゆるっと楽しんでもらえたら嬉しいです！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ほのかさん» 私もほのかさん大好きだし、最高と思ってますよ(*^ω^*)ちゅ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - abcさん» 読み直してくださるなんて！！嬉しいです！！(*^^*)幸せです！！(*^^*)ありがとうございます！！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あられさん» 初めてのコメント…！すごく嬉しいです！ありがとうございます(*^^*)今、こんな状況なのでお休みで書きだめたりとかしちゃってます（笑）応援、すごく力になります！！これからも頑張れそうです！ありがとうございます！(о´∀`о) (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年4月4日 22時
