たとえ妹だとしても【JN】 ページ37
・
『オッパ、やっぱりその髪色すごく良い！』
MVの撮影で向かい合ったAが、俺の髪を見て目をキラキラと輝かせる。
理由は、この髪色が彼女のお気に入りのキャラクターと同じだから。
嬉しいような、
なんとなく複雑なような…。
俺達メンバーは、少なからずAの大好きな�爛蹈ね有瓩房仕覆靴討襪鵑世隼廚Α�
今も、
うっとりと俺を見つめるAに、近くで俺たちの撮影を見守っているジョングクは今にも噛み付いてきそうだ。俺に。
こりゃ下手なことは出来ないな。
なんて思っていたのに、
「んん！？」
監督さんの撮影開始の合図が聞こえてすぐ、
突然唇に伝わった暖かい感触に、目をこれでもかと見開いた。
瞳に映るのは、Aの伏せられた長い睫毛。
ああ、まずい。
これはまた、降りてきてる。
「ちょ、A、ん…っ」
止めなくちゃと彼女を離そうとするけれど、どうして？とでもいうように切なく見つめられて、一瞬動きを止めた隙に、首に腕を回される。
う。
これは、ヤバいかも。
Aからの甘い香りにクラクラしてきて、自分の中の熱がこれ以上上がる前にとありったけの理性をかき集める。
「、Aってば！！」
『へ！？』
俺の出した大きな声にハッとしたAは、しばらくポカンと俺を見つめると、突然火がついたようにその白いほっぺたを真っ赤に染める。
『あ、ジンオッパ…、』
TH「回収しまーす。」
Aが何か言う前に、スタスタと歩いてきたテヒョンが彼女を担ぎ上げて、現場の誰もが動かないうちにさっさと部屋を出て行ってしまった。
何も言えずにその様子を見ていると、
JK「ヒョンのばかぁ！」
『痛っ！』
マンネに後頭部を思い切りはたかれてようやく意識がはっきりとした。
JK「Aヌナになんてことするんですか！」
「え？
どちらかというとされたのは俺の方じゃない？」
JK「言い訳はみっともないです。」
「どうしたって10対0なわけね。」
とんでもない理不尽をぶつけられながら、もう一人の問題児に連れて行かれたAが心配になる。
悪戯されてないといいけど。
JK「ヒョン、いつまで顔赤くしてるんですか！」
「しょうがないだろ！」
いくら妹でも、
ドキドキしちゃうでしょうよ、こんなもん！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷりんちょ - ミロさん初めまして！最近読み始めた者です。このシリーズ完全にはまり始めちゃってるこの頃何ですが、応援したいと思います.！頑張ってください〜！！ (2020年8月18日 10時) (
レス) id: 394a2dac63 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Bigloveさん» ユンギさんずるいですよねーーーーっ！って思ってもらえるユンギさんが書けるようになりたい今日この頃です(*^^*)2章も頑張りますね！ゆるゆるっと楽しんでもらえたら嬉しいです！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ほのかさん» 私もほのかさん大好きだし、最高と思ってますよ(*^ω^*)ちゅ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - abcさん» 読み直してくださるなんて！！嬉しいです！！(*^^*)幸せです！！(*^^*)ありがとうございます！！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あられさん» 初めてのコメント…！すごく嬉しいです！ありがとうございます(*^^*)今、こんな状況なのでお休みで書きだめたりとかしちゃってます（笑）応援、すごく力になります！！これからも頑張れそうです！ありがとうございます！(о´∀`о) (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミロ
| 作成日時：2020年4月4日 22時
