甘い笑顔 ページ35
JM「化けたね。」
『こらぁ！レディーのお着替えを覗き見するとは何事か！』
JM「レディー？」
どこに？と瞳を丸くしてキョロキョロするオッパに綺麗に整えられた髪をくちゃくちゃにしてやりたくなったけどグッと我慢した。
銀色に近い金髪。
こういう人こそが天使なんじゃないのかなと思う。
とはいえ、今日の私もオンニ達が頑張ってくれたおかげでいつもよりずうっといい感じだと思うの。
明るく染められた長い髪の毛はスタイリストさんの手によってふわふわに巻かれていて、衣装は私服じゃ絶対着ないような白いワンピース。
ARMY達、びっくりするかな？
『あ、オッパのおかげで昨日のダンス撮影上手くやれたよ。』
JM「当たり前じゃん。
俺が付きっきりで教えたんだから。」
ひよこちゃんみたいな可愛らしい見た目をしてるくせに、俺様ジミン様なオッパは、ふふーんと生意気に笑って鏡の前に座る私の隣に腰掛ける。
メイクオンニ達は別の部屋を手伝いに行ったから、今はジミンオッパと2人きり。
JM「ほんと。」
『え？』
JM「どこかのお姫様みたいだね。」
『えーっと…
お熱かな？』
JM「噛み付くよ？」
オッパらしくない発言に、そっと彼のおでこに手のひらをおくと、まじで噛み付かれそうになってあわててその手を引っ込める。
『オッパが私を褒めるなんてめずらしいです。』
JM「そう？
ねぇ、痛かった？」
『え？
ああ、抜いたときですか？
少しだけ。』
私の胸元まである髪を手に取り、じっと見つめるオッパ。
その視線がふと私に向けられて、思ったよりも至近距離だったことに気がつく。
『オッパ、』
JM「惑わされずにいられるかな、俺。」
『…え？』
言われた意味がわからずに聞き返すと、ううん。と今まで見たことないくらい甘い笑みを浮かべたオッパに驚く。
まるで彼がいつもジョングクに向けるようなその笑顔に思わず固まっていると、
JM「何？」
『いえ。』
すぐにいつものようなツンツンした態度に戻ったからさっきのはきっと一瞬の奇跡。
JM「そろそろいく？」
『はい。
オッパ、笑うと可愛いよ。』
JM「黙れ。」
次見た時は、絶対に写真に撮ってやろうと心に誓った。
・
JN「ちょ、A？」
『あ、失礼。』
私の本日最初の撮影は、ジンオッパとの2人のシーンから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷりんちょ - ミロさん初めまして！最近読み始めた者です。このシリーズ完全にはまり始めちゃってるこの頃何ですが、応援したいと思います.！頑張ってください〜！！ (2020年8月18日 10時) (
レス) id: 394a2dac63 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Bigloveさん» ユンギさんずるいですよねーーーーっ！って思ってもらえるユンギさんが書けるようになりたい今日この頃です(*^^*)2章も頑張りますね！ゆるゆるっと楽しんでもらえたら嬉しいです！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ほのかさん» 私もほのかさん大好きだし、最高と思ってますよ(*^ω^*)ちゅ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - abcさん» 読み直してくださるなんて！！嬉しいです！！(*^^*)幸せです！！(*^^*)ありがとうございます！！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あられさん» 初めてのコメント…！すごく嬉しいです！ありがとうございます(*^^*)今、こんな状況なのでお休みで書きだめたりとかしちゃってます（笑）応援、すごく力になります！！これからも頑張れそうです！ありがとうございます！(о´∀`о) (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミロ
| 作成日時：2020年4月4日 22時
