生意気な弟 ページ17
危ない橋を渡ったこともあり、話もそこそこに盛り上がり、そろそろ次の曲いくかーってとこで我らがマンネがマイクに声を乗せた。
JK〈ぼくも、ヌナとおなじへやでした！〉
《あ…？》
再びぎゃーっと沸いた会場に、ふん、と満足げな顔をしたジョングクに白目を向ける。
それは、言わなくて良かったんじゃない？良かったよね。
《ジミン兄さんと、ジョングクが同じベッドで寝てたんです。
私は起きたら床と友達でした。ひどいでしょう？》
これは、事実だ。
だけど恥ずかしい。
さすがにこれはあかんと頭が真っ白になったけれど、やっぱりその日も、
#グクAforever
がトレンドにあがり、私はファンの心を読み間違えてるのか…？と新たなる悩みに膝を抱えた。
『こら、ジョングガ！
あんなこと言っちゃだめでしょう！』
次の曲が始まる前、スタンバイ時にジョングクを睨むと、本人は涼しい顔をしていた。
〈ここは、にほんです。かんこくごわかりません。〉
『おらぁっ！！』
怒り散らかす私を見て彼はクスッと笑うと、ほんの一瞬私の耳元に口を寄せ、
〈
『っ、』
一体、どこまで本気で言ってるのか。
おそらく顔を赤くしてるだろう私を見て少し笑うと、すぐにアイドルJungkookの顔になり、ARMYの方へ向き直っていった。
そんな彼の歌い出しから始まる【Love is not over】。
こんな私でも、曲がかかった瞬間からは自分でも取り憑かれたように全身全霊を音楽に捧げる。
私は、表現することが好きだ。
だから、ラップラインのオッパから新しい曲を聞かせてもらう時はいつもわくわくする。
彼らの素晴らしい音楽を、歌詞を、世界観を、大好きなARMY達へ私の全てを使って伝える。
なんて幸せなことなんだろう。
パフォーマンス中はいつも、一曲が終わるまでほんの一瞬に感じるくらい集中するのだけど、
今日は例外だった。
『…っ、』
ライブ終盤、客席の中に、いるはずのない人を見つけてしまったから。
その瞬間、動揺してダンスが崩れ、そのせいでホソクオッパに迷惑をかけてしまった。
すぐに立て直したけれど、失敗してしまったことには変わりない。
だけど、どうして＿＿
『お父さん…』
どうして父が、ここにいるんだ？
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ぷりんちょ - ミロさん初めまして！最近読み始めた者です。このシリーズ完全にはまり始めちゃってるこの頃何ですが、応援したいと思います.！頑張ってください〜！！ (2020年8月18日 10時) (
レス) id: 394a2dac63 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Bigloveさん» ユンギさんずるいですよねーーーーっ！って思ってもらえるユンギさんが書けるようになりたい今日この頃です(*^^*)2章も頑張りますね！ゆるゆるっと楽しんでもらえたら嬉しいです！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ほのかさん» 私もほのかさん大好きだし、最高と思ってますよ(*^ω^*)ちゅ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - abcさん» 読み直してくださるなんて！！嬉しいです！！(*^^*)幸せです！！(*^^*)ありがとうございます！！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あられさん» 初めてのコメント…！すごく嬉しいです！ありがとうございます(*^^*)今、こんな状況なのでお休みで書きだめたりとかしちゃってます（笑）応援、すごく力になります！！これからも頑張れそうです！ありがとうございます！(о´∀`о) (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年4月4日 22時
