プライベートが忙しい ページ2
食い入るように見ていたテレビの画面から目を話すと、まるで自分の部屋のように私のベッドでくつろぎ携帯を見る可愛い弟が視界に入る。
JK「プライベートが謎だってさ。」
『言ってないからねぇ。』
JK「ていうか、せっかくの休みなのに。
少しは僕のこと構ってください。」
『プライベートが忙しくって。』
へへへと笑って再び視線をテレビへと戻すと、ベッドから立ち上がったジョングクが床に座る私の隣に腰を下ろした。
JK「メンバーの僕よりも、この男の方が良いってわけ？」
『何をおっしゃいますやら！
この御人と君じゃあステージが違うのよ』
JK「…」
『ぎゃあ！！ちょ、何するの！？』
無言でテレビのコンセントを引き抜いたジョングクに悲鳴を上げた私を見て、チッと舌打ちした弟に瞬きを繰り返す。
そんな私を見て、コンセントを差し直してくれたジョングクは、再び灯りをともした画面を見て、はぁーっとため息をつく。
JK「そんなにこの男がいいんですか？
こんな変な髪型した…」
『ロイ様ね。』
JK「そう。ロイ。」
白い目を向けるジョングクに反して、うっとりとした目でテレビの中の麗人を見つめる。
JK「そりゃAヌナのプライベートは謎だよね。
休みのたびに一日中引きこもって恋愛シミュレーションゲームに勤しんでるんだから。」
『それな。』
一応ね、確認ですが、
アイドルというものは。
夢を売る職業なだけあって、やっぱり人々の理想でなければならない。
そのため、私のようなアイドルの端くれにもコンセプトというものが設けられるのだけど、私の場合は、【ミステリアスなクールビューティー】。
テテオッパが聞いたら声を上げて笑いそうなコンセプトだけど、一応アイドルしてる私はそれを忠実に守っているつもりだ。
だけど、本当の私は。
JK「そんなに面白いの？この【王宮イケメンパラダイス】って。」
『言葉などでは言い表せられないくらいだけど、強いて言うなら我が人生のバイブル。』
JK「いつからヌナは中世ヨーロッパを生きることにしたの。」
『プレイする！？』
JK「しません。」
暇さえあれば、四六時中恋愛シミュレーションゲームをプレイする、俗に言うゲームヲタクである。
それも、超ド級の。
今は、王宮イケメンパラダイスのツンデレ公爵様に人生を捧げている。
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ぷりんちょ - ミロさん初めまして！最近読み始めた者です。このシリーズ完全にはまり始めちゃってるこの頃何ですが、応援したいと思います.！頑張ってください〜！！ (2020年8月18日 10時) (
レス) id: 394a2dac63 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Bigloveさん» ユンギさんずるいですよねーーーーっ！って思ってもらえるユンギさんが書けるようになりたい今日この頃です(*^^*)2章も頑張りますね！ゆるゆるっと楽しんでもらえたら嬉しいです！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ほのかさん» 私もほのかさん大好きだし、最高と思ってますよ(*^ω^*)ちゅ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - abcさん» 読み直してくださるなんて！！嬉しいです！！(*^^*)幸せです！！(*^^*)ありがとうございます！！！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あられさん» 初めてのコメント…！すごく嬉しいです！ありがとうございます(*^^*)今、こんな状況なのでお休みで書きだめたりとかしちゃってます（笑）応援、すごく力になります！！これからも頑張れそうです！ありがとうございます！(о´∀`о) (2020年5月1日 22時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年4月4日 22時
