お願い、ユンギ君 ページ26
『うーーーーーーん。』
YR「どうしたの？ものすごくブスだよ。」
『言い過ぎー』
お昼休み。
今朝のホソク君たちのことが気になってしょうがない私に、言葉の暴力とともに暖かいコーヒーを差し出してくれたユリ。
YR「なんか考えこと？」
『うん、ちょっとねー。』
YR「悩むなんて珍しいね。」
『うーん。あのさ、ユリって授業参観とかって親が来てくれると嬉しかった？』
YR「え？何急に。」
そう、あの時子供部屋のゴミ箱の中から見つけたのは、学校からの授業参観の案内だった。
YR「まあ、恥ずかしいけど、やっぱり来てくれるのは嬉しかったかな。」
『だよねー。』
彼らの会話から推測するに、先輩に来て欲しいけど、忙しいお兄さんのことを思って言い出せないといったところだろうか。
確かに、最近のソクジン先輩は、本当に忙しそうで、会社でも姿を見ないほどだった。
朝から空席になっている先輩のデスクを見てため息をつく。
『先輩、休みとれたりするかな？』
YR「どう考えても無理だよ。今、部長だって昼休憩とる暇ないくらいうちの会社忙しいもん。」
『ですよね。』
てか、あの部長。今日も先輩と朝から外回りってこと！？職権乱用なんじゃないの！？
と、まあそれは置いておいて。
あんな小さい子達が我慢しなきゃいけないなんて悲しすぎるよ。
YR「あ、いいこと思いついた。」
『なに？』
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
YG「なにしてるの？」
『いや、ちょっと。』
先程から、子ども部屋の前を行ったり来たりしている私に白い目を向けるユンギ君。気持ちはわかる。
昼間、ユリが考え付いた『いいこと』を提案しようと、彼らの部屋の前に来たものの、果たしてこれが彼らにとって『いいこと』なのかわからず一歩踏み出せずにいたところである。
『ホソク君とナムジュン君、中にいるよね？』
YG「いるんじゃね？」
『あのさ！ユンギ君！』
YG「！？」
返事をしてさっさと去っていこうとするユンギ君を無理やり捕まえる。
YG「なに！？」
『ちょ、一回、私に頑張ってって言ってくれない？』
YG「はぁ！？！？」
いよいよ、まじでやばいやつを見る顔になったユンギ君。だけど平気ひるまない。
『お願い、一回！ね？一回でいいから。』
YG「やだって。」
『お願い〜』
YG「…
頑張って？」
わーお。
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o9o7xxxoo38(プロフ) - おかえりなさい♡！待ってました！うわーん！また読めるなんて嬉し過ぎるー♡ (2022年10月6日 13時) (
レス) @page3 id: d868b0826b (このIDを非表示/違反報告)
クルム(プロフ) - お帰りなさい！泣けるほど嬉しいです！！部長のファンより(*≧∀≦*) (2022年10月5日 2時) (レス) id: 1405743b47 (このIDを非表示/違反報告)
JinJin?(プロフ) - こういう設定は見たことなくて新鮮で、しかも子供たちが可愛くて、ジンくんの魅力も伝わって、私は大好きになりました！これからも楽しみにしています！ (2022年4月29日 15時) (レス) @page50 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
わんだ - なんかこれ以上の神作品見つけられる気がしないなぁ (2021年10月16日 19時) (レス) @page2 id: 92c97a374e (このIDを非表示/違反報告)
Tula(プロフ) - このお話好きすぎて読むの3周目入りました笑。ミロさんのコメディ系大好きです。これからもお話楽しみにしてます！ (2020年7月29日 21時) (レス) id: a647559ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2018年11月28日 23時
