迷子の2人 ページ20
『はぐれてしまった…』
テヒョン君と言い合っているうちに他のみんなを見失ってしまった。
TH「みんなどこいったんだろ」
ポカンと口をあけたまま呟くテヒョン君。
『と、とりあえず、まだそんな遠くにはいってないはずだし、追いかけよう！』
TH「ん」
『？』
心ここに在らずなテヒョン君を見て不思議に思う。
あ、そうか。
『テヒョン君、私と手繋いでくれない？』
TH「えー？」
『だめ？』
TH「んーん、いいよー！」
そう言うと、口を四角にして、いひひと笑う。
自分の手のひらに添えられた柔らかくて暖かい小さな手を優しく握る。
皆いなくなって不安だったんだね。
それを口には出さないこの子の不器用さを、なんだかとても愛しく思ってしまった。
『はぁーーー。どこにもいない！』
TH「いないねー！」
あれから、2人ですぐに近くを探したけれど、どこにもいない。
あんなに目立つ集団探さないはずがないのに。
『連絡とるか…』
最初からそうすればよかったなと若干後悔しつつ、携帯電話をカバンから探す。
探す。
『うっそ！！ない！！』
TH「えー？」
え！もしかして先輩の家に忘れた！？
ヤバイヤバイ本格的に迷子かも！！
焦り始めたところで、先ほどの先輩との会話を思い出す。
あ！食料品だ！！
『思い出したー！テヒョン君！食料品売り場だよ！！』
TH「しょくりょーひん？」
『ごはんとかお菓子売ってるとこ！』
TH「あー！おばさんがウィンナーくれるところ！」
『そうそう！』
なんでいままで思い出さなかったのか！！
意気揚々と2人で食料品売り場に向かおうとした時だった。
ピンポンパンポーン
『ご来店中のお客様に、迷子様のご案内を申し上げます。キム・テヒョン君、Aちゃん。お連れ様がお待ちですので、一階サービスカウンターまでお越しください。繰り返します…』
TH「あ、これテテのことだ。」
最悪だ。
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o9o7xxxoo38(プロフ) - おかえりなさい♡！待ってました！うわーん！また読めるなんて嬉し過ぎるー♡ (2022年10月6日 13時) (
レス) @page3 id: d868b0826b (このIDを非表示/違反報告)
クルム(プロフ) - お帰りなさい！泣けるほど嬉しいです！！部長のファンより(*≧∀≦*) (2022年10月5日 2時) (レス) id: 1405743b47 (このIDを非表示/違反報告)
JinJin?(プロフ) - こういう設定は見たことなくて新鮮で、しかも子供たちが可愛くて、ジンくんの魅力も伝わって、私は大好きになりました！これからも楽しみにしています！ (2022年4月29日 15時) (レス) @page50 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
わんだ - なんかこれ以上の神作品見つけられる気がしないなぁ (2021年10月16日 19時) (レス) @page2 id: 92c97a374e (このIDを非表示/違反報告)
Tula(プロフ) - このお話好きすぎて読むの3周目入りました笑。ミロさんのコメディ系大好きです。これからもお話楽しみにしてます！ (2020年7月29日 21時) (レス) id: a647559ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2018年11月28日 23時
