マシンヌンキム家

ホームがレスしたんです ページ2

「実は、かくかくしかじかで。家を失ってしまいまして。」

JN『ええ！？』



社会人になって住み始めた、新しくも、古くもないアパート。

初めての1人暮らしで、家具なんかも自分好みに揃えていた。









のに、まさかの全焼。

私物は何にも残らなかった。

死者や怪我人が誰も出なかったことが不幸中の幸い。

私だって中にいたら、助かってなかったかもしれない。













…とはいえですよ！！


JN『…Aちゃん？大丈夫？』

『うわーーーーん！！』




電話越しで心配そうに問いかけるソクジン先輩の声が、優しすぎて涙が出る。





『これから私どうすればいいんですかーー！？！？』

JN『わー！泣かないで！』







運良く今日がお給料日だったこともあって、財布や、携帯、通帳なんかは全て持っている。

だけど、寝る場所もなければ、明日着る服だってない。

実家はここから遠く離れている。

完全に詰んだ。








『これが泣かずにいられますか〜〜！！』

JN『まあ…ね。』


困ったような声を出す先輩に構わずわんわんと大泣きする。

これもう職場で先輩に合わす顔ないわ。

















JN『うーん…。あのさ、１つ提案があるんだけど。』

『…何ですか？』



































JN『僕の家に住むっていうのは？』


































『え？』




完全勝利である。

地獄から天国→←お宅、火事だって！

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