episode 29 ページ31
・
『あ、』
JH「ヤー、おはよう、A。早いね。」
『おはようございます、ホビさん。
なんだか今日は早く目が覚めたんです。』
なんだか眠れなくて水を飲みに一階へ降りると、ジャージ姿のホビさんに出会した。
JH「そう。
なら…
ちょっと付き合わない？」
『…え？』
・
『ひぃ…っ、ひ、苦しっ』
寒空の中、ホビさんに連れられて、冬の町並みをジョギングすること数十分。
ジョギングっていうか、私の場合ほとんど全力疾走。
なんか、ここ最近の私は走ってばかりだな…。
やっとホビさんが足をとめた時には息も絶え絶えで、膝に手をつき呼吸を整えていると、お疲れと頭上から
振ってきた声に顔を上げる。
『ホ…ホビさんは、毎日こうやって走ってるんですか？』
JH「うん。トレーニング兼ねてね。それに、朝走るのって気持ちいいでしょ？」
確かに。
寒いけれど、澄んだ空気の中を走るのは気持ちがいい。
それに…
JH「ここ数日引きこもってたみたいじゃん。少しは
気分転換になった？」
『っ』
大学でのことがあってから、なんとなく何もする気に
なれずに部屋で引きこもりがちになっていた。
気にしていてくれたのかな？
『はい！なんか、気持ちがスッキリしました。誘ってくれてありがとうございます。』
JH「ううん、肩身狭い思いさせてたら悪いなって。
ほら、ジョングクもジミンもまだ反抗期みたいなもんだからさー。」
そう言ってケラケラ笑う彼につられて、確かにそうかもなんて思って私も笑う。
ホビさんの笑顔は周りを明るくするな。
JH「最近は特にすごくて。
ジンヒョンも、シュガヒョンも、あいつらのことが大事だから、厳しく言うんだけどね。」
『厳しいんですか？ジンさんも？』
JH「ああ見えてあの人一番怖いから。
特にルールに関しては、あいつらがもし破ったらと思うとゾッとするよ。」
『ルール？』
JH「そう。ナムジュンとジョングクとジミンは、人の命に関わる仕事はやらせないって決めてるんだよ。
…あ、これ言っちゃだめだったかな。」
忘れてーと眉を下げるホビさんに曖昧に笑って返す。
それはつまり、
ホビさんに関しては、命のやり取りがあるような所にも出向いているということだから、正直…どんな顔をすればいいかわからなかった。
『…でも、7人はとても仲が良いですよね。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆろ(プロフ) - ミロさんの作品を見てBTSが気になってきたんですが、まさか∞のことも好きだなんて……！パチアパいいですよねー。応援してます！ (4月23日 15時) (
レス) @page2 id: 50914b05a6 (このIDを非表示/違反報告)
えるさん(プロフ) - 最近BTSを知って好きになったエイターなのでパッチのオマージュが読めて本当に嬉しいです！ミロさんの作品どれも大好きです！ありがとうございます！ (2020年9月5日 23時) (レス) id: d80776b0b8 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミミネコさん» 主人公とメンバーが少しずつ心通わせてく過程を書くのが一番好きなのです(*^^*)上手くかけてるかは置いておいて（笑）もったいないほどのお言葉をありがとうございます！(*^_^*) (2020年1月30日 23時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
ミミネコ(プロフ) - 面白すぎて読む手が止まりません！登場人物同士の距離感や心の動きなど巧みに描かれていてもう作者様の才能に脱帽です！！ステキな作品をありがとうございます！これから二章楽しんで来ます (2020年1月26日 23時) (レス) id: edccac2928 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ?さん» わぁ！そうなんですね！(*´∀｀*)やはり、一度エイターだったら、ぱっちは避けられませんよね…！（笑）あの世界観に近づけるよう頑張ってお話書いていくので、また読んでいただけるとうれしいです！！ (2020年1月11日 14時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミロ
| 作成日時：2019年12月1日 21時
