episode 13 ページ15
もう一度関わるなと念を押すシュガさんに、コクリと頷く。
SG「ん、いい子。」
優しく頭を撫でられて、何故だか涙が溢れ出す。
さっき、人を撃った彼の手は、とても冷たくて。
だけど、どうしてだか彼の心まで冷たいとは思えなくて。
心が苦しくなった。
SG「、隠れろ。」
『…はい、』
とりあえずテジュンを探そうと、再び走り出したユンギさんに付いていった先で、運良くテジュンを見つけた。
周りを見てもジェイホープさんの姿は無く、どうやら私達の方が先にあの男を見つけたようだった。
『…あの人を…殺すんですか？』
SG「…必要ならな。」
じっと色の無い瞳でテジュン見るシュガさんに、恐る恐る問いかけると、私の方は見ずにゆっくりと頷く。
『どうして、ですか？殺すほどの悪いことをしたんですか？』
SG「あの男の、今回の計画に反対する人間が俺たちに依頼してきたんだよ。」
『っ、それだけで人を殺すんですか？』
SG「…俺達は、ただ依頼された仕事をこなすだけだ。
だから、
お前のことも絶対守ってやるよ。」
『っ、』
SG「…金の分だけな？」
「誰だ！！」
私達に気がついたテジュンに、
シュガさんは舌打ちをすると、私を後ろに追いやり、自分だけテジュンの前に姿を出した。
「お前、さっきの男の仲間か？」
SG「さっきの男が誰か知らねーが、喧嘩っ早い顔の良い男ならおそらくそうだろーな。」
「、
何が狙いだ？金か？」
SG「まぁ、金なんだけど。
交渉するつもりなら、悪いけど応じねーよ。」
少しずつ近づくシュガさんに、テジュンの顔はどんどん青くなっていく。
「誰に雇われた？
その依頼人の倍、金を出す。」
SG「俺達は、何も金だけで動いてるわけじゃ無い。」
「…ふざけたことを…お前達のような連中が金以外の何を目的に動くっていうんだ。」
『っ、』
吐き捨てるようにそう言ったテジュンと、一瞬目があったような気がした次の瞬間、
『っいやっ！』
SG「っ！」
後ろから男に羽交い締めにされ、喉元にナイフを突きつけられる。
「形成逆転か？」
ニヤリと笑ったテジュン、そして首元の冷えた感覚に、ひゅっと喉の奥が音を立てた。
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ゆろ(プロフ) - ミロさんの作品を見てBTSが気になってきたんですが、まさか∞のことも好きだなんて……！パチアパいいですよねー。応援してます！ (4月23日 15時) (
レス) @page2 id: 50914b05a6 (このIDを非表示/違反報告)
えるさん(プロフ) - 最近BTSを知って好きになったエイターなのでパッチのオマージュが読めて本当に嬉しいです！ミロさんの作品どれも大好きです！ありがとうございます！ (2020年9月5日 23時) (レス) id: d80776b0b8 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミミネコさん» 主人公とメンバーが少しずつ心通わせてく過程を書くのが一番好きなのです(*^^*)上手くかけてるかは置いておいて（笑）もったいないほどのお言葉をありがとうございます！(*^_^*) (2020年1月30日 23時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
ミミネコ(プロフ) - 面白すぎて読む手が止まりません！登場人物同士の距離感や心の動きなど巧みに描かれていてもう作者様の才能に脱帽です！！ステキな作品をありがとうございます！これから二章楽しんで来ます (2020年1月26日 23時) (レス) id: edccac2928 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ?さん» わぁ！そうなんですね！(*´∀｀*)やはり、一度エイターだったら、ぱっちは避けられませんよね…！（笑）あの世界観に近づけるよう頑張ってお話書いていくので、また読んでいただけるとうれしいです！！ (2020年1月11日 14時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年12月1日 21時
