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完全に疑ってかかってる俺に、彼女は腕を組んでうーんと考え込んだ後、再び真剣な顔で俺に向き直る。

 

『でもね、今から数年後、間違いなく私達は出会うの。それは紛れもない事実だよ。』

「…一億歩譲ってそうだとして、あなたは何の理由があって今の俺に会いにきたんですか?」

 


わざわざ10年も時を超えて、なんだって自分のことを知らない俺のところまで会いにきたわけ?
 


『それはごめん、わかんない。』

「は?


 



…やっぱり嘘でしょ。」

『嘘じゃないってー!』

 

あまりに真剣な顔をするから思わず聞き入ってしまったけれど、なんとも気の抜けた返事に肩の力が抜けてしまう。
 

 
『あ、わかった!なら私達2人の写真を見せてあげる!!そしたら嫌でも信じるでしょ?』

「…はぁ。」
 



そう言って、ごそごそと上着のポケットを探り、携帯電話を取り出した彼女は、しばらくそれを操作した後、面白いくらいに顔を真っ青にした。




「今度は何ですか?」

『つ、使えないの…』

「え?」

『ほらぁ!!』



バッと目の前に出された携帯の画面は真っ暗で、試しに触れてみても確かに何も反応しなかった。
 


『これで証明できると思ったのに…!!


あのね、証拠も何もないけど本当なの!だからどうか追い出さないで…っ』

「別に、追い出さないよ。」

『…へ?』

「ただし、そんな長くは置いとけないですよ?」

『っ!!十分だよっ!!』
 


助かったー!!と喜ぶ彼女に、大袈裟だなと思いながら靴を脱いで部屋の中へ入る。
 

 









別に、

全部信じたわけじゃない。
 



…だけど、

さっきあの人が見せた携帯は、今の時代にあるはずのない型式のもので。


 
もしかすると本当に…なんて思ってしまったんだ。

 

 
面白いし、少しだけ様子を見てみてもいいかな、って。

そんな軽い気持ち。
 







 





 







 





 

 


 






当たり前だけど、

この時の俺は何もわかってなかった。

 

彼女がどれだけの覚悟を持って、
19歳の俺に会いに来てくれたのかなんて。そんなこと。

 



 

 


 




何も知らずに、退屈だった日常が変わる予感がしていた俺は、


今だに玄関で俺にお礼を言い続ける彼女を見て、呆れて、



だけど、

久しぶりに心から楽しくて笑ったんだ。


 

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設定キーワード:BTS , 防弾少年団 , ジミン   
作品ジャンル:恋愛
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くるむ(プロフ) - ミロさん» ぶっ飛ばすどころか即読みます!ミロさんのワンピックもわかっちゃうかも知れないですね(..) (11月26日 23時) (レス) id: d2a4ad9a4f (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - くるむさん» くるむ様 わかります。皆のグレートマザーになりたいです( ; ; )近い将来日プの話書いてたらさすがにぶっ飛ばしてくださいね…(笑) (11月26日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - KIM MINさん» 大好きだなんて言っていただけてとても嬉しいです( ;∀;)ペンミお疲れ様でした(*^^*)実物の彼らにはとてもじゃないけど敵いませんが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!(*^^*)ふふ、こんなに愛されて幸せすぎて溶けてしまいますね(´∀`) (11月26日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
くるむ(プロフ) - ミロさん» 1話からココ!ってしながら丸2日は余裕ですよね(;o;)わかりますーー!プロデューサー越えて親のような気持ちで見守って号泣です笑 私も軽くみようかなと思ってたら想像以上に面白いしかっこいいし可愛いしでどハマりです笑 (11月25日 23時) (レス) id: d2a4ad9a4f (このIDを非表示/違反報告)
KIM MIN(プロフ) - ミロさんのお話本当に大好きです(;_;)ペンミ後のバンタンロスで死んでましたが幸せなお話が読めて嬉しいです…はあジミンに愛されたい人生でした (11月25日 22時) (レス) id: 1ef7e18aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2019年11月15日 21時

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