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「俺がここ最近、特に勉強頑張ってたのは、この大学に受かれば、Aに会えるって知ったからだよ。」

『…え?』

「Aに会うまで俺は、大した目標もないまま毎日を過ごしてた。

志望してる大学にも本当に行きたいかどうか分からなくて。次が最後のチャンスだから、とりあえずやらなきゃ。なんてそんな軽い気持ちだった。」

 


そう言って、ゆっくりと体を離したジミン君が、私の手を握る。

 



 



「変わったのは、Aに出会って、Aのことを好きになったから。」

『っ、ジミン君…、』

「だから、ごめん。

 



俺は行くよ。」

 


っていっても、受かるかどうかわかんないけどね。なんて言ってケラケラと笑う彼が、涙のせいで滲んで見える。


 



『だめ。

お願いだから、行かないで…っ』

 



泣きながらすがりつく私に、ジミン君は苦しそうに笑う。


 

「泣かないで。これは、俺が決めたことだから、それに…」

『いやだ!行かせない!

っ!』

 



続く私の言葉は、彼の唇によって封じ込められる。
 
なんて。
 




なんて、悲しいキスなんだろう。



 




 









「聞いて?

もし、俺が大学に受からなくて、そこでAに出会わなかったとしても…
俺はきっとAのことを見つけるよ。

そんな気がするし、絶対に見つけ出す。
 



だから、未来は変わらない。

俺は、Aに巡り合う未来を変えたくない。」

『…っ』

 


今までに見たことがない程の強い瞳でそう言われて、何も言えなくなる。
 


そんな私を見て、ジミン君は荷物を取りに私のそばから離れると、
 


そろそろ行くね。と言って、玄関へと向かう。
 


 





迷いのないその姿に、ああ。もう私の言葉は届かないのだと、ただただ彼の去っていく後姿を見つめる。
 
 





つらくて、やるせなくて、


なのに、彼の気持ちが嬉しいと思ってしまう自分が嫌でしょうがない。






 


 





 



 


 


 





『愛してる。』

 





馬鹿な私の口をついて出てきた言葉は、本当にどうしようもなくて。
 

だけどもう、こんなことしか言えなかった。

 



 
 

 

 





 


 



 

 




「バカ。」

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設定キーワード:BTS , 防弾少年団 , ジミン   
作品ジャンル:恋愛
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くるむ(プロフ) - ミロさん» ぶっ飛ばすどころか即読みます!ミロさんのワンピックもわかっちゃうかも知れないですね(..) (11月26日 23時) (レス) id: d2a4ad9a4f (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - くるむさん» くるむ様 わかります。皆のグレートマザーになりたいです( ; ; )近い将来日プの話書いてたらさすがにぶっ飛ばしてくださいね…(笑) (11月26日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - KIM MINさん» 大好きだなんて言っていただけてとても嬉しいです( ;∀;)ペンミお疲れ様でした(*^^*)実物の彼らにはとてもじゃないけど敵いませんが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!(*^^*)ふふ、こんなに愛されて幸せすぎて溶けてしまいますね(´∀`) (11月26日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
くるむ(プロフ) - ミロさん» 1話からココ!ってしながら丸2日は余裕ですよね(;o;)わかりますーー!プロデューサー越えて親のような気持ちで見守って号泣です笑 私も軽くみようかなと思ってたら想像以上に面白いしかっこいいし可愛いしでどハマりです笑 (11月25日 23時) (レス) id: d2a4ad9a4f (このIDを非表示/違反報告)
KIM MIN(プロフ) - ミロさんのお話本当に大好きです(;_;)ペンミ後のバンタンロスで死んでましたが幸せなお話が読めて嬉しいです…はあジミンに愛されたい人生でした (11月25日 22時) (レス) id: 1ef7e18aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2019年11月15日 21時

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