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朝起きると、Aの姿がどこにもなかった。
そのことに気づいて、やっと本格的な後悔が押し寄せてきて、慌てて適当なコートを掴み、玄関へと向かう。
愛想つかされちゃった？
俺がひどい態度をとったから。
彼女がどこに行ったかなんて見当もつかないけれど、とにかくいてもたってもいられずに扉を開くと、外の冷たい風が全身を襲い、
ゴンッ！
『痛っ！！』
ドアノブから手に伝わったのは、鈍い衝撃。
「！
A…？？」
『び、びっくりした…！』
玄関の前で、赤くなったおでこを撫でるAの姿に、驚いて固まってしまう。
「ごめん！
あ、いろいろ…。
昨日もごめんね。」
『昨日？なにが？』
「え？
だって、怒って出て行ったんでしょ？」
『え！！違うよっ！
ちょっとお買い物したくて外に出てたの。』
「あ…
そ、なんだ。」
ブンブンと首を振るAに、安心してその場に崩れ落ちる。
『ジミン君、勉強頑張ってるから。
私にも何かできないかと思って…、
通貨変わってなくて良かったよ！』
ケラケラと笑いながら、手に持っていた袋をゴソゴソとあさると、じゃーん！と得意げにあるものを取り出した。
「…おまんじゅう？」
『うん！
このコンビニのおまんじゅう、ジミン君大好きだったでしょ？』
「…、」
『おや？
喜びのあまり声も出ない…の、
、ジミンくん？』
彼女が買ってきた饅頭は、正直見たこともなくて。
だけど、
「ありがと。
俺、それ大好き。」
『ふふ、良かった。』
今日からきっと、俺の一番の大好物になるから。
嘘じゃないよ。
俺の腕の中で嬉しそうに笑うAを、もう一度強く抱きしめる。
『ジミン君は、努力家だから。
今もいっぱい勉強してるの私知ってるよ。
すごく頑張ってることも。』
「…、うん。」
『だから、自分を信じて。
応援してるから。ジミン君なら大丈夫。』
『…、
ありがと、A。』
やっとわかった。
Aが�爛献潺鵐�ッパ�瓩力辰鬚垢襪燭咾法�何故だか心がモヤモヤとする理由。
俺はただ、嫉妬してたんだ。
彼女が大好きだという10年後の俺に。
変なの。自分にヤキモチ妬くなんて。
だけど、そう思ってしまうほどに、
俺はもう、どうしようもなくAに惹かれてしまっているんだ。
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ミロ(プロフ) - もゆさん» わぁ！ジミンペンの方にそう言っていただき今とてもホッとしております( ´ ▽ ` )ちょっとありえな設定でしたが、ジミンちゃんの包み込むような優しさが少しでも表現できてたら幸いです！(*^_^*)素敵なコメントをありがとうございます！ (2020年6月2日 21時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ - ミロさん!!!!「もしも願いが叶うなら」に続き、大号泣しております、本当に場面描写が繊細でもうそっくりそのまま感情移入できちゃう文章、尊敬します…！私はジミンペンなんですが、こんなにも信じあえる関係に焦がれ、凄く幸せになれました！ありがとうございます！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: a156f1d191 (このIDを非表示/違反報告)
くるむ(プロフ) - ミロさん» ぶっ飛ばすどころか即読みます！ミロさんのワンピックもわかっちゃうかも知れないですね(..) (2019年11月26日 23時) (レス) id: d2a4ad9a4f (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - くるむさん» くるむ様 わかります。皆のグレートマザーになりたいです（ ; ; ）近い将来日プの話書いてたらさすがにぶっ飛ばしてくださいね…（笑） (2019年11月26日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - KIM MINさん» 大好きだなんて言っていただけてとても嬉しいです( ；∀；)ペンミお疲れ様でした(*^^*)実物の彼らにはとてもじゃないけど敵いませんが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです！(*^^*)ふふ、こんなに愛されて幸せすぎて溶けてしまいますね(´∀｀) (2019年11月26日 23時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年11月15日 21時
