… ページ4
・
「「申し訳ありません。」」
出勤早々、遅刻を謝るためAちゃんと一緒に部長の元へ行くと、彼は少しだけ驚いたような表情を浮かべた。
「ソクジン君が遅刻なんて珍しいな。
…まぁ、そういう日もある。」
「すみません。」
「大丈夫だ。
もうすぐ朝の会議だろう。準備してきなさい。」
「わかりました。」
『すみません、失礼しまー、』
「誰が君まで戻っていいと言った。」
『え。
だって、そんな日もあるって…』
「君はしょっちゅうだろう。」
『わー！差別じゃないですか！！』
部長の雷が落ちて、がみがみ叱られるAちゃんに、心の中で謝りながらそっとその場を抜け出す。
振り返ると、怒られてしゅんと頭を垂らすAちゃんが見えて、彼女には悪いけど、やっぱり笑ってしまった。
・
…まずい。
時刻は18時。
そろそろ子ども達を迎えに行かなきゃならないのに、今朝の会議で今日までに提出するように言われた企画書がまだ出来上がらない。
いつもなら残業になるような内容でもないのに今日に限って、客先での打ち合わせの時間が押してしまった。
保育園が閉まるのは7時だから、そろそろ会社を出ないと間に合わないのに…。
だめだ、今何を優先すべきかを考えなくちゃ。
「…もしもし課長。企画書なんですが、後ほどメールで送らせていただいてもよろしいでしょうか？」
…とにかく、急ごう。
「…あれ。」
少しでも早く着かなければと急いで保育園まで来たものの、保育室には明かりがついていなかった。
不思議に思って職員室の方に顔を出すと、
「あ、ジョングク君たちの…」
気づいてくれた先生が、ぱたぱたと扉まで駆け寄ってきてくれる。
「あの、すみません子ども達は…」
「あれ、聞かれてないですか？ついさっきお兄ちゃんが迎えに来て…。ソクジンさんに連絡しようとしたんですが、しておくから大丈夫だって…」
「え！？」
慌てて携帯を見てみるけど、連絡は入っていなかった。
「…わかりました。ありがとうございます。」
不思議そうな顔をする先生に頭を下げて、すぐに家へと向かう。
ああ、なんか。
今日は朝から走ってばっかりだな。
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ソクペン(プロフ) - もっと早く、読みたかった、ミロ様どうか、マシヌンキム家の続きを書いていただけないでしょうか(TT)もちろん無理にはいいません！毎日の楽しみにしたいです… (2023年3月21日 21時) (
レス) @page50 id: 2732bc1be1 (このIDを非表示/違反報告)
餅 - キミが奏でる恋の唄、、、最高すぎました、、🥲💟大好きです、、ジミンちゃんがどうかもう一度２人に再会して幸せそうにしている姿が見たいと思っていたので続き書いてくれて本当に嬉しいです、、ミロさんのお話もう本当に大好き、、 (2021年10月21日 7時) (レス) @page25 id: 5cd730f4b6 (このIDを非表示/違反報告)
塩飴 - やばい...まずキム家の休憩室の若年寄で爆笑しました笑笑あと、恋の唄の、ジミンのこれからも俺の姫様って所...やばいです。泣きました。ミロさん愛してます (2020年8月14日 11時) (レス) id: 259c4f87ff (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - REIさん» コメントありがとうございます(*^^*)ユンギ！好きと言っていただけて嬉しいです！いいですねー。ユンギさんのことが好きな女の子から見た学校での彼の様子が知りたいですね！また番外編小説第2弾作ろうかしら？なんてウキウキしました！ありがとうございます！(*^^*) (2020年4月3日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
REI(プロフ) - ミロさんのお話どれもめっちゃ好きです！とくにマシンヌンキム家のユンギがかっこよすぎです！！だからマシンヌンキム家のユンギ相手のお話も読んでみたいな、なんて☆例えばユンギと同じクラスの女の子を主人公にするとか……！！めっちゃ読んでみたいです！！ (2020年3月30日 20時) (レス) id: f1f81de8e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年11月2日 22時
