8話 ページ8
「…いたい。」
「で？
A先生はあなたのこと親戚だなんて言ってるけど、実際のところはどうなの？」
『ちょっと、パクさん！』
「しんせき？
Aと俺は、しんせき？じゃないよ。」
「やっぱり！！
ならやっぱり恋人同士なのね！！」
「こいびと？」
パクさんの発言に前のめりで食いつくテヒョンにもうどうにでもなれと口をはさむことをあきらめる。
「恋人よ！愛し合う二人なんでしょ？」
「！！
うん。俺、Aとそれになりたい。」
「え。
じゃあ今は違うの？」
「うん。
まだAは俺のことちょっとしかすきじゃないみたい。」
ああ。
テヒョンのバカ。
感じるぞ感じるぞ。
パクさんからの刺すような視線を。
「先生！！こんっなにかわいい男の子に言い寄られておきながら…！！」
『はいはい。パクさん今日の診察は終わりましたよーう。』
「診察どころじゃないでしょう！！」
『次の患者さんいるのでね、お話はまた聞かせていただきます。』
まだ何か訴えているパクさんの背中を押し、診察室の外へ連れていく。
ああ。でもおしゃべりなパクさんのことだ。
明日には、村中にテヒョンのことが広まっているだろう。
診察室に戻ると、なにやらご機嫌な様子のテヒョンと目が合った。
『もう。あんまり変なこと言っちゃだめだよ』
「へんなことって？」
『200歳だとか、恋人になりたいだとか…』
「へんなことじゃないよ。200歳なのは本当だし、
こいびとになりたいのも本当だから。」
こりゃだめだ。
彼の顔を見れば本気でそう思って言っていることくらいわかる。
テヒョンといるとどうも調子がくるってしまうな。
「はやく夜にならないかな。」
『え？』
「だって。
はやくAときすしたい。」
そう言って笑う彼に柄にもなく顔が熱くなる。
知らなった。
私はどうやらドストレートに弱いらしい。
『ったく、パクさんめ〜』
「？」
午後からの診療時間は、次々に訪れる患者さんに、息つく暇もなかった。
やってきたのはマダムばかりで、どう考えても彼女たちの目当ては突如現れたスーパーイケメン。
その証拠に皆とても病人には見えないくらいぴんぴんしてたもの。
「先生！！！」
『あれ、どうしたのシウ。』
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つきこ(プロフ) - テヒョンのソロアルバム聴きながら読みました😭せつないけど最高のお話でした✨ (11月12日 20時) (
レス) @page27 id: 449ba1617b (このIDを非表示/違反報告)
あいし(プロフ) - あかん。ほんまに泣ける😿 (2023年1月27日 15時) (レス) @page27 id: 6ccfb19ab8 (このIDを非表示/違反報告)
murasaki5027(プロフ) - 番外編、続編希望です！！ (2022年5月26日 18時) (レス) @page26 id: 1f714ed38e (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - このテヒョン、妄想ですがドタイプです！！！！ (2021年4月22日 0時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョングガ - ミロさんの物語ほんとにLOVEすぎて困る、どの作品見てもいいわぁってなるし最高！面白かったりする話でも最後は泣ける話だったりして毎回楽しませてもらってます。本当に小説化して欲しいくらい笑これからも頑張ってください (2020年11月8日 1時) (レス) id: c6fa5ac741 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年10月14日 20時
